地域における健康体力向上のためのテスト開発(製品化)
研究者
メンバー(所属) | 研究テーマ(個別) | 役割 |
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横谷智久(スポーツ健康科学科) | 幼児の認知、判断、反応能力を評価するテスト開発 | 研究代表者 総括 |
野口雄慶(スポーツ健康科学科) | 幼児・高齢者の認知、判断、反応能力を評価するテスト開発 | 測定・解析・考察・業者交渉 |
杉浦宏季(スポーツ健康科学科) | 高齢者の認知、判断、反応能力を評価するテスト開発 | 測定・解析・考察・業者交渉 |
予算
単位:千円
備品 | 研究 | 旅費 | 報酬 | 雑費 | 郵便 | 図書 | その他 | 合計 | |
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H29 | 1620 | 305 | 368 | 107 | 0 | 0 | 50 | 0 | 2450 |
H30 | 1000 | 320 | 400 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 1750 |
H31 |
*H30以降は予定金額
研究スケジュール・内容:(平成29年度~平成30年度)
平成29年度
6月~8月 | 9月~12月 | 12月~3月 |
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①加賀市、福井市、鯖江市の担当課と協議し更なる協力依頼(保育園、高年大学等へ依頼要請) ②多くのデータを蓄積するために選択反応時間テスト測定器の発注 ③測定のための準備資料作成および協力団体事前打ち合わせの実施 | ①各保育園4歳児~6歳児(年少組~年長組)、高齢者を対象として、選択反応時間を測定 ②各データに基づく解析結果を整理する。 ③関連企業と製品化にむけて取組む | ①各々の平均値および標準偏差を基に、評価基準値を作成する。 ②学会発表のための資料づくり(ポスターor口頭) ③学会誌(紀要等)への投稿 ④学内での公表 |
平成30年度:最終年度
6月~8月 | 9月~12月 | 12月~3月 |
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①自治体担当課と協議しながら、より多くのデータを蓄積 ②前年度に引き続き、関連企業と製品化に向けて取組む →製品案を提示 | ①各保育園4歳児~6歳児(年少組~年長組)、高齢者を対象として、選択反応時間を測定とデータに基づく解析結果の整理 ②関連企業との最終調整 →製品化 | ①最終的なデータに基づき、評価基準値を設定し、完成した製品を現場で利用 ②学会発表(ポスターor口頭) ③学会誌(紀要等)への投稿 ④学内での公表 |
年次目標
平成29年度
幼児や高齢者を対象とするため、プロトタイプであった測定器を改良し、安全面の確保、誤差を取り除き、信頼性の確保に努めた。しかしながら、幼児の測定においては、安全性、信頼性の確保に一定の目途はついたものの、高齢者における測定では、信頼性の確保の面で問題が発生した。したがって、今年度、幼児を対象としたテスト開発では、更なるデータを蓄積し、性別、年代別の評価基準値を作成するとともに、実用性および汎用性(安価等)の高いパソコンを利用した測定方法を専門業者等と検討し製品化することを目標とする。また、高齢者を対象としたテスト開発では、①信頼性を高める従来の評価基準で判定する方法で進める方向、②異常値の発生の有無で評価を検討する方向のいずれかで進めるかを判断するため、多くのデータを蓄積し、幼児同様、製品化することを目標とする。
平成30年度:最終年度
平成30年度末には、実用性、汎用性を備えた幼児および高齢者の危険回避能力等を評価しうる「認知、判断、反応能力」を測定するための選択反応時間測定器(安価等)の製品化を目指す。そのためには、平成29年度中に、更なる自治体等と連携協力し、各年齢層を対象としたデータを多く蓄積する。また、測定器の改良を業者と協議し進める。したがって、最終目標は上述した内容について県内の関連企業と共同開発の道を模索すると共に、各評価基準値を設定し、そして選択反応時間測定器を福井工業大学から製品化することである。