環境学部環境食品応用化学科

Department of Applied Chemistry and Food Science

環境食品応用化学科

地域から地球まで、
化学の視点を身につけ
社会問題を解決せよ。

地球温暖化をはじめとした環境問題は深刻さを増し、
世界的な人口増加は“食”をめぐる
さまざまな課題を招いている。
現代社会のキーワードとなるSDGsの実現に、
バイオを含めた化学の視点で挑戦する。
地域から地球規模まで、
幅広い社会問題の解決が至上命題だ。

環境食品応用化学科のキャッチ文言地球儀

実験実習が豊富。
化学を基盤に、
環境や食品を
テーマに追究

学びのポイント

Learning Points

  • Point.01

    世界の未来を
    ここからつくる

    環境食品応用化学科が教育・研究のテーマとするのは、エネルギー問題や気候変動、食糧危機などの世界的な課題です。FUT発の研究が未来を拓く大きな糸口になるかもしれません。

  • Point.02

    一歩ずつ着実に
    エキスパートに

    どんな研究者も第一歩は基礎を学ぶことからです。本学科のベースとなるのは化学と生物学。着実に成長を重ねていくプロセスを経て、論理的な思考も身につけていきます。

  • Point.03

    SDGsをテーマとした
    最先端に触れる

    教授陣の研究テーマは、SDGsにつながるものばかり。カリキュラムには実験実習科目が豊富に組み込まれており、最先端の化学に触れられる機会を数多く用意しています。

コース紹介

Introduction of Courses

環境化学コースイメージ写真

環境化学コース

有機化学や分析化学など、化学の基礎からスタートし、実験実習で高い応用力までの修得を目指すのが環境化学コースです。再生エネルギーや機能性素材の開発といった最先端の研究にも触れられ、SDGsに貢献できる学びが広がっています。

食品バイオコースイメージ写真

食品バイオコース

生化学やバイオテクノロジーなど、多岐にわたる分野を追究。SDGsにつながる食品安全やバイオの基盤技術を身につけた人材を育成しており、卒業後は生物学研究者や食品開発技術者などとしての活躍が期待されています。

4年間の学びと履修モデル

Four-year study and course model

履修モデルの表

  • 講義
  • 実験科目
  • 演習・実習を含む科目
  • 卒業研究

上記の表は専門分野の科目を抜粋して表記しており、一般教養科目等は含まれておりません

科目・開講期については、変更となる可能性があります

目指せる資格・免許

Qualifications and Licenses

  • 中学校教諭一種免許状(理科)
  • 高等学校教諭一種免許状(理科)
  • 食品衛生管理者
  • 食品衛生監視員(国家/地方公務員)
  • 食品安全検定
  • 食品表示検定
  • 環境計量士
  • 公害防止管理者
  • 危険物取扱者
  • 環境測定分析士
  • バイオ技術者
  • 毒物劇物取扱責任者

主な就職先

DMajor Employers

企業
東亞合成/セーレン/小松マテーレ/前田工繊/富山村田製作所/富士薬品/ポリマー化成/ハッポー化学工業/酒井化学工業/清川メッキ工業/佐々木合成/天野エンザイム/タカナシ乳業/ふじや食品/森永北陸乳業/みやけ食品/かね貞/ノベルズグループ/なとり/福井精米/ホワイト食品工業/福井県民生活協同組合/総合水研究所/能美農業協同組合
公務員関係
福井県警察本部/能見市役所
教員
福井県/金井学園
進学
福井工業大学大学院/上越教育大学大学院/京都大学大学院/大阪大学大学院/福井大学大学院/北陸先端科学技術大学院/奈良先端科学技術大学院大学

※法人格は省略しています

業界別就職先円グラフ

分子構造解析装置室の写真

PICKUP PLACES

分子構造解析装置室

天然物や高分子など複雑な有機化合物の分子構造を解析する装置「核磁気共鳴(NMR)装置」を設置しています。NMR解析によって、分子を構成する原子同士のつながりが分かり、有機化合物を扱う研究者は毎日のように使用しています。

大型文具店での実証実験の写真

PICKUP TOPICS

生物の最先端研究

生命の基本単位である「細胞」の普遍的な仕組みを探究しています。生物の大半を占める単細胞微生物は生物多様性研究の最前線。藻類から葉緑体だけを「盗んで」利用する細胞「ラパザ」について遺伝子工学を駆使して研究を進めています。

矢部 希見子教授写真

PROFESSOR'S MISSION

予測不可能な時代の課題解決に向け
化学・理学の視点を磨く。

海を越えた交流はますます盛んになり、世界はもっと身近になっていくのは間違いありません。一方で、国や地域が違えば、価値観や常識も当然、変わってきます。グローバル化の進展に伴い、さまざまなあつれきも増えていくことでしょう。この壁を乗り越えるには物事を科学的に冷静に理解し判断していくことが重要であり、そんな視点を持った化学・理学分野の人材を育むのが環境食品応用化学科の使命です。化学技術の開発を通して、これからの予測不可能な時代に幸せを運ぶ―。そんな2050年の未来を築くため、環境食品応用化学科から夢に向かって踏み出してください。私たちが追求する化学・理学は学ぶほどに楽しく、興味が尽きない分野です。皆さんとともに、果てなき世界を探求できることを楽しみにしています。

矢部 希見子教授