研究情報

地域における健康体力向上のための新テスト開発

研究者

横谷智久(代表者、スポーツ健康科学科 教授)、野口雄慶(スポーツ健康科学科 准教授)、杉浦宏季(スポーツ健康科学科 講師)

研究内容

 我々は、これまで先に開発した選択反応時間測定器を用いて、幼児の認知判断能力を評価してきた。しかし、手(上肢)を使った選択反応時間測定では、ある程度の有効性は認められたものの、幼児が実際に危険を察知し、瞬時にその危険を回避するためには、全身で次のステップ位置へ移動するような動作が必要である。そこで、全身(下肢)による選択反応時間を合理的に測定する方法を考案し、その測定器の信頼性および妥当性を検討する。
 本研究では、幼児の認知判断能力システムのプロトタイプを作成し、実際にデータが取れるかの予備実験も行った。そして、その予備実験の結果を反映した測定器を用いて、テストの実用化に向けた安全で安心な具体的な測定方法を確立する。


上肢による測定

下肢による測定