挑戦と創造
年度:平成23年度 講師名:福井県知事 西川一誠氏
平成24年1月11日(水)4時限目の地域共生学で、福井県知事 西川一誠氏より「挑戦と創造」をテーマにご講義いただきました。


講義概要
本学の建築学科、土木環境工学科、経営情報学科などの104名の学生および教職員約20名が福井県知事の西川一誠先生の講義を聴講した。西川知事は福井県の文化、産業、教育、歴史、県民性などについて述べられ、学生は、食い入るように真剣に聞き入っていた。
まず、西川知事は自らの海外出張を例に、話す英語の重要性について述べられた。福井県は人口当たりの社長の数が日本一であり、また、生活満足度が日本一など、福井県人の特徴や県民性について述べられた。最近では、福井県が「福井県若者チャレンジクラブ」を設立し、若者が仲間づくりや情報交換ができる交流会や勉強会を開催する活動などに取り組んでおり、本学の学生にも参加するよう呼び掛けた。金沢から敦賀までの新幹線ルートの着工が認可されるなど、福井県の鉄道や道路の交通網が更に発展し、福井県の産業発展にも大きな効果があると述べられた。1300年以上前の日本で最も古い歴史書である、古事記には福井が高志の国と言われ、また、日本書紀には継体天皇が記述されており、日本の歴史から見ても福井が日本の中で重要な場所であったと述べられた。最後に、福井県は幸福感日本一であるが、これからは希望日本一を目指して、発展することを期待したいと述べられた。
以上の通り、本講義は演題に示すように学生が『挑戦と創造』に取り組み、希望に満ちた人生になるよう示唆に富んだものであり、地域共生学にふさわしい講義であった。