岩佐又兵衛の人生と国宝「山中常盤物語絵巻」の鑑賞
年度:平成25年度 講師名:歴史作家 中島道子氏
平成25年5月15日(水)4時限の地域共生学で、歴史作家 中島道子氏より「岩佐又兵衛と国宝『山中常盤物語絵巻』の鑑賞」をテーマにご講義して頂きました。
「山中常盤物語絵巻」を題材に、絵師・岩佐又兵衛の生涯を取り上げられました。岩佐又兵衛は、幼少時に父・荒木村重が織田信長に反乱を企て失敗した事から一族が処刑されるという壮絶な経験をしました。しかし、又兵衛は乳母に救われ、石山本願寺に保護され、ここで絵との出合いを果たします。多くの苦難に遭遇するものの、40歳で福井藩主・松平忠直の目に留まり、多くの作品を残す機会を得ました。
中島先生から学生たちへ、「又兵衛の人生から、人生では苦労に負けずに努力することで、大きな成功を掴むことができるという事を学んでほしい」との言葉で講義を締めくくりました。



