平成23年1月12日（水）4限目の地域共生学で、衆議院議員 稲田朋美氏より「この国を守るということ」をテーマに講義されました。

講義概要

今年のテーマは「この国を守るということ」。
先生は、最初に今日の国家財政について、きわめて厳しい状況にあることを一般家庭の家計に置き換えながら分かりやすく説明されるとともに、「消費税を上げることに賛成？反対？」など、学生が身近に考えれる質問で問いかけ、少子高齢化と社会保障のかかわりなどの問題点を指摘・解説された。先生の最初の問いかけで消費税を上げることに反対の挙手が多かったが、講義後に提出されたレポートを一覧すると、賛成の意見が多く、学生たちが先生のお話を通して将来を見つめ、改めて理解を深めていたことが窺える。
後半では、現行の日本国憲法の問題点を指摘。ここでも「自衛隊は軍隊？」、「現在の自衛隊で日本国を守れる？」などと学生に問いかけながら、現行憲法下にあっては自力で国を守ることはできない、米国の支配下に制定された現行憲法の改正の必要、自主憲法制定すべき、といった持論を展開させた。
90分の間、途切れることなく熱く問いかけ、語りかけられた先生の講義に、学生たちは引き込まれ、極めて充実した講義であった。学生たちの満足振りは提出されたレポートからも窺うことが得きる。ご多用の中、ご来学いただき有意義な講義を頂いた稲田議員に対し、関係者の一人として深く感謝申し上げたい。（吉田）