熱中時間

FUTの人たちの最高の
時間をインタビュー
FUTの人たちはなぜ熱中しているのか。熱中するものだけが感じられる最高の時間とは何か、に密着する。

No.83
工学部電気電子工学科2年
阪下 祐至
theme:みさき祭り

theme:みさき祭り

若狭町みさき漁村体験施設みさきちで年に一度開催される「みさき祭」。福井工業大学の学生ワーキンググループや留学生たちが、若狭町・若狭町西浦地区の地域住民およそ200人と様々な催しを通じて交流を深めている。この祭りの実行委員会代表を務めたのが阪下祐至さんだ。

初めてのリーダーとしての経験


今年で2回目の開催となったみさき祭。豚汁のふるまいに、炊き込みご飯や焼トウモロコシなどの屋台、留学生による自国紹介のスタンプラリーや、レゴブロックを使ったロボットプログラミング教室など、地域住民が気軽に参加して楽しめる内容だ。主にこの祭りの実行委員を担っている学友会に所属している阪下さんは1回目から参加した。地域の子どもたちと交流できるアットホームな祭りに夢中になり、今回の実行委員会の代表を志願したそうだ。「高校生のときはリーダーという役をやったことがなくて自信はなかったのですが、目標に向かってメンバーを導くことが社会に出たときに役に立つかもしれないと思い、立候補しました」。祭り当日までの約2か月間、30人ほどの実行委員会のメンバーと各ブースの配置や祭りの内容について何度も協議を重ね、また祭りの屋台に出店してくれる学生を探し回るなど、忙しい日々が続いた。

子どもたちが楽しめる屋台をつくる


学友会では毎年大学祭でのキッズコーナーを取り仕切り、その中で阪下さんはペットボトルをピンに見立てたボーリングや段ボールを使った輪投げなど、子ども向けの遊びをさまざま考えてきた。今回のお祭りでも地域の子どもたちに楽しんでもらえるよう、阪下さんが特に工夫したのは屋台の内容。みさきちの施設にある道具を使いたいと思い考えたのは、積んだ空き缶にボールを当てて倒すゲームや、調理器具を使用したお菓子すくい。祭りの前日には泊まり込みで準備を進め、当日は子どもたちの笑顔に溢れた。今までの学友会でのイベント企画・運営の経験が生かされたのだ。「喜んでもらえて本当によかったです。地域の方と一緒に楽しめるこの祭りはこれからも続いていってほしいです」。


幼少時代から変わらぬ夢


阪下さんは小さい頃から鉄道の運転手になるという夢をもっている。祖父が国鉄の車掌をしていたこともあり、鉄道にふれ合う機会が多く、鉄道模型にも没頭した。高校生のときには最寄り駅の車掌さんと仲良くなるほどの鉄道好きになり、将来は鉄道の会社に就職することを心に誓っていた。そんな中、福井工業大学のオープンキャンパスに参加したときに、電気電子工学科の先生と話す機会があった。自分の夢を相談したところ、数年前に同じ目標を抱え、実際に叶えた学生がいたことを知った。「印象に残った言葉が『その人はコミュニケーション能力が高かった』ということです。それで大学では多くの仲間が作れ、様々な状況での対応力が身につく学友会に入ろうと決めました」。鉄道の運転手は改札や車掌などあらゆる場所での経験を積んでからはじめてできる仕事。利用者の要望に応える対応力、各部署間での高いコミュニケーション能力が必要となる。そこで電気電子工学科で鉄道に関わる技術を学び、学友会で先輩後輩とのコミュニケーション能力を高め、さらに様々なバイトで接客業を極めることを心がけている。

様々な経験で積み重ねていくチカラ


学科の課題がある中で学友会メンバーとして積極的にイベントの運営に携わっていくのは大変だという。しかし、夢のためには何の苦労も厭わない。各種イベントではムードメーカーとして、盛り上げ役に徹してみんなを楽しませ、今回のみさき祭では初めてリーダーとして活躍した。今まで経験したことないことに挑戦を続けている阪下さん。「リーダーとしては、自分がしっかりと状況把握し的確に指示を出すことで、みんなをまとめることができると分かりました。また徐々に人前で話す力が身についていると感じます。これから困難なことがあっても、一つずつ乗り越えていきたいです」。様々な経験が自身のスキルアップに繋がり、応援してくれる仲間にも出会い、夢に向かって1歩ずつ歩んでいる姿があった。



学年学科名等は、取材時のものです。