西暦2050年。それは27年後の未来。そのとき社会はどうなっているのか。たとえば27年前の1996年は、スマートフォンもSNSも電気自動車もなかった。それを思うと、27年後の世の中や暮らしを予測するのは簡単ではない。でも、未来はすでにはじまっている。福井工業大学で胎動している。2050年に社会実装されるようなテクノロジーの開発。2100年にはあたりまえになっているような宇宙分野の研究。そう、いまを生きる人たちが想像できないような実験や、開発や、研究が、このキャンパスのあちこちで進行している。学生は、いわば近未来のイノベーター候補生。いや、福井工業大学に携わるすべての人たちが、次代のイノベーションの一翼を担っていると言ってもいい。わたしたちは自負している。2050年はすでにここでつくられている、と。