福井工業大学 Fukui University of Technology

  • 受験生の方へ
  • 在学生の方へ
  • 保護者の方へ
  • 卒業生の方へ
  • 企業の方へ

熱中時間

FUTの人たちの最高の
時間をインタビュー
FUTの人たちはなぜ熱中しているのか。熱中するものだけが感じられる最高の時間とは何か、に密着する。

No.62
原子力技術応用工学科2年
佐伯 一樹
theme:資格取得

放射性同位元素や放射線発生装置の取扱に関する放射線障害防止について監督することができる放射線取扱主任者の資格。一般的に社会人が目指す資格で、学生時代に取得するのは難しいとされており、特に第1種は難関中の難関と言われている。その第1種と第2種に同時合格したのが、原子力技術応用工学科2年の佐伯一樹さんだ。同時合格は福井工業大学初の快挙となる。

放射線について勉強してみたい


「高校の頃は勉強が嫌いで、成績もいいものではありませんでした」と佐伯さん。得意だったのは物理と数学。だから大学では得意科目を活かせる勉強をしたいと考えていた。そんな中、漠然と興味を持ったのが放射線の分野。「福島原発の事故の影響で放射線についてみんながいろいろと考えるようになりました。僕もその一人。放射線って怖いと思った人もいますが、放射線にはレントゲンとか放射線治療など人間に役に立つ面もある。もっと放射線について勉強してみるのも面白いじゃないかって」。そして入学したのが福井工業大学の原子力技術応用工学科だった。

授業の難しさに衝撃を受ける


「1年生では放射線取扱主任者のためのテキストを使って勉強するのですが、何を書いてあるのか全く分かりませんでした」。入学して早々、授業の難しさに打ちのめされる。「高校の物理の基礎ができていないと理解できないのです。高校の時に授業をサボっていたのでこれではついていけない」と始めたのが高校の物理の勉強。それでもわからない時は中学まで遡ることもあった。「ここまでしてようやく大学の専門分野が勉強できるようになりました。高校時代にきちんと勉強しておけばよかったと後悔ですね」と苦笑いする。


教授陣のプロ意識に触れ、モチベーションアップ


「放射線は目に見えないもので、粒子を数字や数式を使って表します。これが面白い」。勉強嫌いだった佐伯さんだが大学に入って一変、「勉強が楽しくてしょうがない」のだという。その理由は優れた教授陣にあるようだ。「とにかく講義が楽しい。授業中に眠くなるなんてことはありません。先生方は各分野のプロばかり。高校までは教科書を読むだけという授業ですが、ここではまず基礎を押さえつつ、実績と経験を踏まえた授業を展開。熱意も講義内容も格段にすごい。学ぶことの楽しさを知りました。もしここにいなかったら、ただ漠然と大学生活を送って、単位取得にも苦労していたかもしれませんね」。初めて知った学ぶことの面白さだった。



ケガで試験を断念

入学早々から第2種放射線取扱主任者の試験勉強に取り組んできた。目標は、1年次に第2種、2年次に第1種に合格している先輩の赤松さん(熱中時間No.006)や畠山さん(熱中時間No.010)だ。「学生の間では知られた存在。他の資格も多く取得していて、目標にすべき先輩。特に畠山さんは僕と同じ富山県出身なので、後に続きたいと思うようになりました」。
しかし、1年の8月に受ける予定だった第2種の試験は、なんと直前にケガをしてしまい、受験をキャンセルすることになってしまった。「準備はできていたのに、受験日に手術を受けることになってしまいました。試験は1年に1回しかないのに。悔しい思いでいっぱいでした」。試験勉強だけでなく、体調面の管理も大切なのだと痛感した出来事だった。

時間を惜しんで受験勉強に専念

第2種の試験を逃したことで、これまで以上に闘志を燃やす佐伯さん。尊敬する先輩たちに追い付くため妥協することなく勉強に励んだ。第1種に最適といわれる「放射線概論」はボロボロになるまで熟読。あとは徹底して過去問を解いていく。毎日3、4時間の勉強。夏休みは勉強に専念するため実家に帰省。効率が上がるからとお気に入りの喫茶店にこもり10時間以上受験勉強に取り組んだ。
「基本的には個人で勉強しますが、テスト前などには原子力技術応用工学科のフリースペースであるアクティブラーニングスペースにみんなで集まって勉強。わからないところは教え合うなどお互いに助け合いながら勉強してきました。こうした雰囲気の良さもやる気につながりました」。


福井工業大学初!第1種・第2種同時合格を果たす


今回受験したのは第2種だけでなく第1種の同時受験だ。これまで福井工業大学でも例のない挑戦だった。試験は3日間に及んだ。前年にケガをした苦い経験もあり、体調管理に万全を期して臨んだ。
そして結果は合格。なんと大学初の第1種・第2種放射線取扱主任者同時合格となった。
やるだけのことはやってきただけに自信はあったというが、「結果をみてホッとしました」と喜ぶ。「これまでバイトをせずに勉強に専念させてもらえたのは両親のおかげ。旅費と受験費用でも迷惑をかけているので、何度も受験するわけにはいかないという思いもありました。資格を取得すると特別奨励金が出ます。これで迷惑をかけている両親に恩返ししたい」と家族への感謝も忘れない。

資格取得に意欲的


放射線取扱主任者のほかにも現在、危険物取扱者、技術士補、電気主任技術者など、さまざまな資格取得に挑んでいる。「簿記の資格も視野に入れています。文系のイメージがありますが、会社の状況を知るにはお金の動きを知っておかないといけないと思うので、基礎的な3級からトライしてみようと思います」と実に意欲的。
最後に将来のことを聞くと「大学で学んだ知識を生かした職に就きたい。大学院に進学して知識をもっと深めるか、そうでなければ福井県庁が目標です。福井県には原発があるので、原子力安全課に入って、原子力の安全性について広めていける仕事に就きたいと考えています」と答えてくれた。



学年学科名等は、取材時のものです。

注目情報

  • インターネット出願
  • 受験生ナビ
  • 学科紹介ムービー
  • 資料請求
  • 熱中時間
  • 公開講座 -未来塾-
  • みさきち
  • 学生ポータル
  • facebookページ紹介
  • facebookページ紹介
  • LINE@
  • Youtube
  • Instagram