福井工業大学 Fukui University of Technology

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熱中時間

FUTの人たちの最高の
時間をインタビュー
FUTの人たちはなぜ熱中しているのか。熱中するものだけが感じられる最高の時間とは何か、に密着する。

No.57
産業ビジネス学科4年
樋口 拓真・近藤  洸
theme:硬式野球

平成29年度北陸大学野球春季リーグ戦で、7年連続40回目の優勝を果たした福井工業大学硬式野球部。第65回全日本大学野球選手権大会では惜しくも2回戦で敗退したものの、延長タイブレークまでもつれる熱戦を繰り広げた。そこでチームの活躍に貢献したのが、外野手の樋口拓真さんとピッチャーの近藤洸さん(ともに産業ビジネス学科4年)だ。

野球中心の中学・高校時代


小さい頃から野球少年だった二人。樋口さんは福岡県、近藤さんは福井県と生まれ育った場所は違うが、共に中学、高校と野球部で練習に明け暮れる野球中心の生活を送ってきた。
近藤さんは福井工業大学附属福井高等学校へ進学し野球部に入部。高校2年の時、チームは甲子園に出場し、2回戦まで戦った経験を持つ。ピッチャーとしてベンチ入りを果たすものの、残念ながら試合に出場する機会を得ることはなかった。「甲子園まで来て試合に出られないことの悔しさ。同時に、これまでに感じたことがない熱気と興奮を肌で感じることができました。貴重な経験は今でも忘れられません」と当時を振り返る。
一方の樋口さんも九州国際大学付属高等学校の野球部で活躍。甲子園出場の経験はないが、同大学への進学を決意した。

体作りで体力面の充実を

硬式野球部には、毎年40~50名ほどが入部。しかも全国の強豪校から選ばれた選手ばかり。実力者がひしめき合う172名もの部員の中から、レギュラー入りを果たすのは熾烈を極める。入部当初からその厳しさを感じた二人。同じような練習をこなしているだけでは成長は見込めない。厳しい練習の合間に二人が自主的に取り組んだのが肉体改造だった。「最初に驚いたのが上級生との体格の違い。体がひとまわりも大きい。技術や精神面も大切ですが、まずは基本となる体づくりが必要。筋トレを中心にした体づくりの他に、意識してご飯の量も増やしました。体ができてくると投球も重くなりますからね」(近藤)。「私のセールスポイントは俊足なので、自分の長所をアピールすることも意識していました。かなり気合が入っていましたね」(樋口)と笑顔を見せる。
体重は徐々に増え、体力面も充実。「マックスに近いスピードの球を連続して投げることができるようになりました」と近藤さん。徐々に頭角を現し、2人揃って1年秋のリーグ戦からレギュラーメンバー入りとなった。


調子の波が激しく悔しい思いを経験


大学野球は春と秋のリーグ戦がメイン。春のリーグ戦に優勝すると6月に行われる全日本大学野球選手権の出場権を獲得できる。チームが目標にしているのは全日本に出場すること、そして優勝すること。福井工業大学の硬式野球部は7年連続春のリーグ戦で優勝し、全日本へ出場している常連校だ。
樋口さんは2年生の時に全国大会で途中出場。いつもテレビで観ている神宮球場でプレーできることに興奮したという。3年生で出場した試合の会場は東京ドーム。「普段緊張なんてしないのですが、初回のバッターボックスに立った途端、ガチガチに緊張。独特の雰囲気にのまれそうになりましたが、目の前のピッチャーに集中。ヒットを打ったことで、緊張から一気に解放されました」。その実力は認められていたものの、特に2年生の頃は調子の波が激しく、スタメンから外されることもあり、悔しい思いをしたという。
近藤さんが全日本で初登板したのは3年生の時。ストッパーとしてマウンドに立ち力投を見せるものの、10回のタイブレークの時にヒットを打たれ、チームは敗退。「球は悪くなかったが、バッターの方が上手だった。ただただ悔しい気持ちでいっぱいでした」。


初戦はサヨナラ打で劇的な逆転勝利


樋口さんは俊足を活かした守備と1番打者として、近藤さんもエース投手としてチームを支える存在に成長した。チームは今年も春のリーグを制し、全日本大学野球選手権の出場の切符を手に入れた。全国最多となる7年連続、40度目の出場だ。
初戦の相手は東京農業大学北海道オホーツク。プレッシャーのかかる大会には神経質になる選手も多い。「初出場の選手も多く緊張しているのがわかりました。経験のある自分たちが引っ張っていかないといけないと思いました」と話す樋口さん。チーム全体に気を配る姿勢からも余裕や精神面の成長がうかがえる。


試合が始まり、近藤さんは先発で出場。初回で先制点を奪われてしまう。「流れが一気に向こうに行ってしまった。その流れを変えることはできませんでした」。4回1/3まで投げ、2失点で降板。「調子は悪くなかったが、初戦ということで緊張していたのだと思う。力んでしまい疲労が早かった」と自らを省みる。
試合は福井工業大学が1点を追う形に。土壇場の9回に同点に追い付き延長戦へ突入。先に相手に1点を勝ち越されるが、タイブレークの10回に樋口さんが逆転の2点サヨナラ打を放ち、初戦突破を決めた。「自分がなんとかしなければと打席に立ちました。勝てて本当にうれしい」と喜びをかみしめる。


因縁の対決はあと一歩のところで力及ばず


2回戦の相手は上武大学。昨年の2回戦で、10回タイブレークの末に敗れたチームだ。「昨年の敗戦以来、打倒上武を目標に1年間頑張ってきました。今度こそ負けられないという気持ちで試合に臨みました。」と思いを共にする二人。
試合は5回までに相手に3点のリードを許す展開に。7回途中から登板した近藤さんは、9回まで無失点で抑える力投でチームを支える活躍をみせる。攻撃では、7回に2点を入れ、8回には樋口さんのヒットで1点を返し同点に追い付く。昨年に引き続きまたもやタイブレークだ。そして延長10回の表、渾身の力を込めた近藤さんのボールは相手打者に打ち込まれ2点を失ってしまう。2点を追う10回裏、樋口さんが執念のヒットで1点差に迫るものの、あと一歩のところで力尽き、打倒上武の夢を叶えることはできなかった。
「何とかゼロで抑えようと思っていたのですが。悔やみきれない1球でした。負けてしまいましたが、全力で投げきった試合。良い経験になりました」と近藤さん。樋口さんも「全国大会で1勝を勝ち取るのは簡単ではない。上武には敗れましたが、チームが一つになって福井工業大学らしい泥臭い粘りのあるプレーができた」と話す。1年間の思いを込めて挑んだ勝負は、悔しさと達成感で幕を閉じた。


目指すはプロ野球選手

全日本選手権はあくまでも通過点の一つ。気持ちを切り替え、秋のリーグ戦に向け新たな気持ちで練習に励む二人。
「全国各地から集まった仲間と寝食をともにし、切磋琢磨しながら野球に打ち込むことができました。人間力を重視したチームで人間関係や社会で必要なことも学ぶことができた」(樋口さん)「野球の楽しさ、厳しさを学んだ4年間でした」(近藤さん)とそれぞれに成長を感じている二人が目指しているのがプロ野球選手。
近藤さんは「もっと経験を積んでピッチングに磨きをかけたい」と社会人野球のチームへの入団が決まった。今年の全日本選手権で爆発的な活躍を印象付けた樋口さんはプロ野球球団への希望を出している。二人の進む道は異なるが、目指すものは同じ。いつの日かプロ野球という輝かしい舞台で活躍する二人の姿に期待したい。




学年学科名等は、取材時のものです。

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