FUT 福井城郭研究所
建築土木工学科 3年
乙部 由樹さん
福井県福井工業大学附属福井高校出身
FUT福井城郭研究所
福井城西三の丸御座所の3Dモデル復元に挑戦しました。
FUT福井城郭研究所で、歴代の福井藩主が使用した西三の丸御座所を3Dモデル化する研究に携わりました。御座所に関しては指図(平面図)や一部を描いた絵図は現存するものの、高さ関係を示す地割図(立面図・断面図)はなく、本丸御殿の一部を移築した建物やこれまでの研究成果を参考にして描いていきました。とはいえ、平面図によって間取りは分かっても、各部材寸法や各高さ寸法などを3Dモデル化するために必要な寸法は不明で、これを決定させるのが大変な作業でした。しかし、往時の城郭建築の姿を浮かび上がらせることは、城下町・福井の魅力にスポットを当てることにつながります。卒業後、わたしは建設会社への就職が決まっています。自身で描いた図面を、現場監督として監理し、いつか復元したい。福井の魅力を掘り起こすお手伝いがしたいと考えています。
FUT福井城郭研究所
城郭研究を福井の地から全国へつなぐ。
徳川家康の次男で、初代福井藩主・結城秀康が築いた福井城。この名城がある福井の地を中心に、日本各地の城郭・城下町に関わる調査・研究を全国へ発信することなどを目的に設立された福井城郭研究所は、現地調査や文献調査研究などと並行し、城郭建築の3Dモデル復元にも取り組んでいる。
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