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2021.09.29

【建築土木工学科】中大規模木造ビル見学会「熊谷組福井本店」

次世代都市型コンパクトオフィスとして「木材」を主たる構造体に使用し建設された「熊谷組福井本店」の見学会を実施いたしました。このビルは熊谷組独自開発の高性能耐火木材を柱、梁に、CLTを床や耐力壁に使用し、さらに省エネルギーを極限まで追求したZEB(zero energy building)に取り組むため、多くの高機能設備機器を取り入れています。


技術的な取組みだけでなく、充実した休憩・打合せスペース、フリーアドレス制の導入、外部テラスの設置、足元や壁面の積極的緑化、熊谷組の歴史を振り返る歴史記念室など、働く人の健康増進や快適性・知的生産性の向上を図るスマートウェルネスオフィスを目指す取り組みもなされています。


ライトシェルフ、ライトスルー型両面発電タイプ太陽光パネル、バイオフェリア、雨水利用、潜顕分離床下吹き出し空調、タスクアンビエント照明等など、なかなか見ることのできない最新の省エネ設備を実際に見学、体感させていただくと同時に、
設計施工側として取り組まれた様々な工夫や意見もお聞きすることができ、大変充実した学びの時間となりました。


熊谷組見学会レポート  山口恭右

両面発電太陽光パネルにとても興味を惹かれました。直接光ばかりでなく裏面でも発電し、窓面に設置しても部屋が大幅に暗くなることはなく、かつ、エネルギーの消費を最小限に抑えられるという考え方が驚きでした。
コンパクトな建物に対し、開放感がありつつ、λ-woodによる断熱性能の向上で涼しく快適な環境を作れているのだと思いました。


熊谷組見学会レポート 山田洋平

一番印象的なのが床下空調でした。どこにいても気持ちよく、風も直接あたることがなくすごく快適でした。他にも様々な方法をバランスよく組み合わせながら、一次エネルギー消費を80%以上減らし、Nearly ZEB を取得していることにも驚きました。
将来は当たり前になると思われる持続可能な社会に貢献する建築の在り方を見学し、建築に対しての意識を変える体験となりました。











この度の見学会をお世話いただきました熊谷組の皆様、本当にありがとうございました。
(右写真:熊谷組プレスリリース資料より)


お問い合わせ:建築土木工学科