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2024.02.14

沖縄県のスポーツを活用した地域活性事業の視察を行いました【ウェルネス&スポーツサイエンスセンター】

 スポーツ健康科学科の課題解決型学習授業(PBL)「地域活性演習」から、「FUKUIスポーツ活性化プロジェクト」(野口雄慶教授)と「スポーツコーチングモデルを活用したスポーツチームのトレーニングサポート」(中垣内祐一教授・山元康平准教授)の2つのプロジェクト活動として、2月7日(水)~2月11日(日)の5日間の日程で沖縄県のスポーツを活用した地域活性事業の視察・研修活動を実施しました。
 視察・研修には教員2名と学生2名(永田唯香・森奏心、スポーツ健康科学科3年生)が参加し、プロ野球キャンプ視察、カヤック研修、プロバスケットボールゲームマネジメントおよびアリーナ視察、ビーチスポーツイベント視察等を行いました。

<視察・研修内容>
2月8日(木)
午前:Agreスタジアム北谷 中日ドラゴンズのキャンプ視察
 沖縄の温暖な気候を活用した、冬季のスポーツ合宿・キャンプ受け入れ事業の様子を視察するために、本学野球部も3月に合宿予定のAgreスタジアム北谷を訪問しました。そこでは、プロ野球選手の実際の練習風景やスポーツを活用した地域活性の取り組みについて視察しました。
午後:国内最大級の多目的アリーナである沖縄アリーナの視察
 スポーツ庁が推奨するアリーナ構想の代表的な事例として、沖縄アリーナを視察しました。各フロアの構造や利用者に向けての様々な工夫、スポーツ以外にも社員研修会やコンサート等で活用されている点について説明を受け、福井県で進められているアリーナ構想にも活用できる多くの知見を学びました。

2月9日(金)
終日:嘉手納町比謝川にてカヤックを利用したチームビルディングに関する研修
 プロジェクトで現在実施している地域の海や湖・河川を利用したカヤックイベント開催時の指導スキル向上のため、カヤックを利用したチームビルディングの方法や留意点について研修を受けました。講義を受けたのちに、実際に1時間程度カヤックに乗艇し、自然の中で様々な課題に取り組み、チームビルディングやコミュニケーションの方法について学びました。

2月10日(土)
午前:美らSUNビーチ 沖縄ビーチスポーツフェスティバル2024の視察
 冬季期間の沖縄のビーチを活用し、オフシーズンでも人を集めるためのスポーツイベントの取り組みの様子を視察しました。
午後:沖縄アリーナでプロバスケットボールB1リーグ「琉球ゴールデンキングス」のホームゲームの視察
 沖縄アリーナの設備を最大限に活用したトッププロバスケットボールチームのゲームマネジメントを実際に見学し、福井のプロバスケットボールチームである福井ブローウィンズの今後の発展に活用できる多くの知見を学びました。スポーツを活用した地域活性が積極的に推進されている沖縄県で、スポーツによる地域活性やトップレベルプロスポーツチームの活動を実際に体験できた充実した視察・研修活動となりました。

【参加した学生の感想】
 沖縄アリーナの視察と試合について、普通の試合観戦では見れない1階~5階までの会場を案内していただいた。どこの階にいてもセンタービジョンが見える仕組みになっていて、尚且つ、選手が試合中に確認ができるようにセンタービジョンの中心にもモニターがついていた。センタービジョンでは、試合中のリプレイが流れたり、次節のチケット情報などを流していた。グッズやキッチンカーのバリエーションも幅広く、また、アリーナ内には子どもたちの遊び場も作られており、試合の合間に親子で楽しめる空間が広がっていた。また、トイレについては専用のモニターが設置されており、空き情報が常に確認できるようになっていた。試合前の演出がとても良く、会場全体を包み込んでいるようなライトパフォーマンスが凄かった。応援ではディフェンスとオフェンスがそれぞれ定番の1種類があり、初めてでも応援がしやすく、音楽が鳴る前から応援する声が響いていて一体感を生んでいた。(永田)
 今回の沖縄研修は、今までに体験したことのない内容ばかりでとても刺激的な5日間でした。中日ドラゴンズのキャンプ視察では平日にも関わらず多くのファンが足を運んでいて、沖縄キャンプ限定のグッズ販売が豊富だったり、キッチンカーが出店していたりと初めて見に行くお客さんも楽しめる仕掛けが多く展開されていました。カヤック研修では、チームビルディングを行う際の重要点を学ぶことができました。人間関係を構築していくために必要なコミュニケーションでは、ただ会話をするだけではなかなか打ち解けなれない部分も、カヤックなどで協力して取り組む運動や、ゲームを利用することで自然と会話が増えたり、協力することで打ち解けるスピードが加速したりすることを実感しました。私は今回の研修を通して、沖縄県では海で特有のスポーツを行っていたり、運動ができる施設が豊富だったり、地元のスポーツチームを県全体で応援していたりと、当たり前のように身近にスポーツがある環境であることを実感しました。また、スポーツで人と人とのつながりが生まれることも身をもって体験することができました。今後の生活や福井県のスポーツ活動に活かせる経験ばかりの5日間でした。(森)

ウェルネス&スポーツサイエンスセンターでは、スポーツ科学的手法を用いたアスリートの支援活動や、アスリートを科学的にサポートできる学生の育成活動を行っています。





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