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2018.11.20

【レポート】未来塾FUT公開講座(環境・食品科学科主催)「地球を取り巻く課題への地方からの挑戦~稲作・ダイズ・水資源・海洋について~」を開催しました。

福井工業大学では、一般市民から小中高生を対象とする「未来塾」を開催しております。

 2018年11月14日(水)に環境情報学部 環境・食品科学科主催の公開講座が「地球を取り巻く課題への地方からの挑戦~稲作・ダイズ・水資源・海洋について~」をテーマにして開催されました。
 農業・食品産業技術総合研究機構元理事長の堀江武氏をお招きし、「アジア・アフリカ稲作の世界と食料・環境問題」の題名で基調講演をしていただきました。講演の中では焼き畑農業の休閑年数が減少しており地球温暖化への影響が懸念されることが報告されました。また、地球温暖化が日本や世界の稲作に与える影響の予測についても発表がありました。温暖化はアジアでは主に水稲収量の増加をもたらし、アフリカでは主に水稲収量の減少をもたらすといったようにアジアとアフリカの稲作では逆の現象が予測されるようです。
 その後、環境・食品科学科の小松教授より「食料・環境問題を科学的側面から考える~耐湿性ダイズ作出を目指して~」のテーマ、同学科笠井教授より「淡水資源の源は雨水~雨水活用の意義とその実践事例~」のテーマ、同学科柏山教授より「地球環境を支配する外洋域の微生物生態系の謎を解く」のテーマにて、環境・食品科学科における研究事例が発表されました。笠井教授から、長崎県五島列島の水道のない離島における雨水で給水を行うシステムづくりの活動などが紹介され、水の大切さを改めて認識しました。
 また、会場に来られた方からの質問に講演者が答える形式でフリートークも実施されました。
当日は、学内外より約122名の方に公開講座に参加していただきました。公開講座へお越しくださいました皆様ありがとうございました。





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