お知らせ

NEWS & TOPICS

お知らせ お知らせ

2017.06.05

池田町の星の観察会で夜空の暗さのテスト計測を行いました。

平成29年5月27日(土)に、池田町農村観光協会の主催により池田町新保ファミリースキー場で行われた星の観察会に、本学天文サークルの学生5名が参加し、20時から21時の間、夜空の暗さのテスト計測を行いました。池田町は県内でも夜空が暗い地域(=星空がきれいな地域)の一つです。
夜空の暗さは、「スカイ・クオリティー・メーター」(SQM)という装置を用いて、夜空の1平方秒角あたりの光の量として計測でき、暗くなるほど大きな数値が計測されます。今後、池田町の夜空の暗さを継続的に計測していくことを計画しており、今回、テスト計測のために星の観察会に参加しました。
当日は、朝から曇っており、夜になっても厚い雲に覆われた状態でしたが、測定場所のチェックにいくだけでも価値があると考え、19時半頃に会場の新保ファミリースキー場に集合しました。池田町農村観光協会の方がスキー場ゲレンデ奥の観察場所まで案内してくださいました。
厚い雲が覆う中、少しでも星が見えないか懸命に空を眺めていたところ、願いが通じたのか、20時半頃、南の空から雲の切れ間が広がり始め、美しい星空が姿を現しました。特に、20時45分頃からの約十数分間は、晴れ間が南東から北東にかけて天頂まで含んで大きく広がり、大変印象的な星空を見る事が出来ました。このときのSQMの値は21.2を記録しました。SQMの値は21を超えると天の川が見えると言われており、今回得られた数値は21時前としてはかなり夜空が暗い(=星空が美しい)ことを示すものです。ただ、雲や水蒸気の影響の可能性も考えられるため、今後、継続的な計測により、池田町の星空の価値をわかりやすく見えるようにしていく予定です。

写真の説明:
星の観察会終了後、池田町農村観光協会の方と。大変お世話になりました。ありがとうございました。



お問い合わせ:社会連携推進課