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SYLLABUS
- 講義名
- 設計Ⅲ(3A)
- ナンバリング
- EA31-DS4-D-12
- 開講学部学科
- 2023建築土木‐土木
- 開講学年
- 3年
- 開講期
- 前期
- 担当者
- 五十嵐 啓.乾 彰宏.清水 俊貴.横山 勉
- 単位数
- 2
- 授業の目的
- この授業は,構造及び環境と意匠との整合性を図りながら「設計ⅠⅡ」で学んだ知識・成果を踏まえ、課題条件に沿った建築を計画・立案し建築図面として表現することを学ぶものである。
近代建築系では2つの課題について、課題条件に対する建築コンセプトを自ら構想し、それに即した論理的な空間構成を創造する能力の養成を目指す。
実務設計系では,図面の模写や建築の見学を通して建築の空間造形を身近に捉え,内外空間の構成と構造計画,室内空間の立体構成と建築形態の表現等に注意を払い,建築士として建築実務に携わる際に必要となる、図面を理解し作成する能力の養成を目指す。(学生はいずれかの系を選択する。)
本授業は、対面授業とする。ただし新型コロナウイルス感染拡大の状況により、オンライン授業となる場合がある。
(時間数:90分×2時限×16回) - 科目に関するDP
(ディプロマポリシー) -
- 特に重要
- 5
- 重要
- 2
- 望ましい
- 1,3
- 学修到達目標
-
1 近代建築系:課題に対する建築コンセプトを自ら構想し、それに即した論理的な空間構成を創造し表現できる。
2 実務設計系:建築実務に関わる既存の図面を理解し、同様の図面を作成することができ、さらに自ら構想した建築の図面を作成することができる。
- アクティブラーニング講義形態
- プレゼンテーションとして図面の作成を行う
- 関連科目
- 製図法、 設計Ⅰ, 設計Ⅱ, 実務設計、建築計画Ⅰ、建築計画Ⅱ
- 実務経験のある教員による授業
- 一級建築士としてゼネコンや設計事務所で設計監理の実務経験を有する教員が主となり、建築士などの国家資格取得に必要な基礎知識を習得させるとともに、建築計画・基本設計・実施設計の実務を踏まえた指導により実践力を身に付ける。
- 評価方法
- 演習課題を含む要求提出物を、すべて期限内に完了・提出しなければ単位は取得できない。
そのうえで設計のプロセス・提出作品の内容を考慮し、各課題に対する評価を90点満点、創作意欲・態度10点満点し、合計して評価する。 - 受講心得
- 「設計Ⅰ・Ⅱ」を履修し、単位を取得していることが望ましい。
実例を多く見学し実際の建築空間体験を持つこと。 - 関連リンク
授業計画
1 | テーマ | 近代建築系:マンションリノベーション(1) 課題説明 実務設計系:設計図書の理解(1) 意匠図の理解 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> 課題説明・諸条件の分析・解析・整理を行う <実務設計系> 意匠図(基本図・特記仕様書・仕上げ表・建具表等)の解説 |
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事前 学修 |
<近代建築系>設計Ⅰ・Ⅱの教科書の復習 <実務設計系>設計Ⅰ・Ⅱの教科書の復習 |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>マンション躯体の把握と躯体模型作成、実例分析 <実務設計系>配布した資料の熟読 |
時間(分) | 150 | |
2 | テーマ | 近代建築系:マンションリノベーション(2) 実例分析 実務設計系:設計図書の理解(2) 構造図の理解 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> リノベーション実例の分析・解析・整理を行う。躯体模型の発表。 <実務設計系> 構造図(床伏図・軸組図・リスト等)の解説 |
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事前 学修 |
<近代建築系>マンション躯体の把握と躯体模型作成、実例分析 <実務設計系>エスキス |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>コンセプトの検討と発表準備 <実務設計系>配布した資料の熟読 |
時間(分) | 150 | |
3 | テーマ | 近代建築系:マンションリノベーション(3) コンセプト立案 実務設計系:木造課題(1) 課題Aの内容解説 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> 要望・条件の整理からコンセプトの立案、形態への展開を行う。 <実務設計系> 課題を理解し、エスキスに取り組む |
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事前 学修 |
<近代建築系>コンセプトの整理と発表の準備 <実務設計系>教科書p62~63を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>立案したコンセプトからのプランニング、スケッチ、模型 <実務設計系>配布した資料の熟読 |
時間(分) | 150 | |
4 | テーマ | 近代建築系:マンションリノベーション(4) プランニング、コンセプトの形態化 実務設計系:木造課題(2) 意匠計画 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> エスキス(1)空間構成、形態化を行う <実務設計系> エスキスのチェックを受け、設計図書の作成に取り組む(平面図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>立案したコンセプトからのスケッチ、模型による検討 <実務設計系>教科書p64~65を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>指導に基づきエスキース修正 <実務設計系>平面図の作成 |
時間(分) | 150 | |
5 | テーマ | 近代建築系:マンションリノベーション(5) 図面作成、模型による確認 実務設計系:木造課題(3) 構造計画 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> エスキス(2)図面作成および、模型による立体確認を行う。 <実務設計系> エスキスのチェックを受け、設計図書の作成に取り組む(立面図・断面図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>エスキース <実務設計系>教科書p66~67を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>指導に基づきエスキスや図面、模型の修正 <実務設計系>立面図・断面図の作成 |
時間(分) | 150 | |
6 | テーマ | 近代建築系:マンションリノベーション(6) 発表 実務設計系:木造課題(4) 断面詳細 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> 図面および模型による発表を行う。 <実務設計系> エスキスのチェックを受け、設計図書の作成に取り組む(矩計図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>図面および模型の完成および発表準備 <実務設計系>教科書 折図4を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>指導に基づき発表資料の修正 <実務設計系>矩計図の作成 |
時間(分) | 150 | |
7 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(1) 課題説明 実務設計系:木造課題(5) 模範解答解説(平面図) |
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内容 方法等 |
<近代建築系> 課題およびスケジュールの説明 <実務設計系> 模範解答を理解し模写に取り組む(平面図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>事前配布資料の確認と、敷地などの予備調査 <実務設計系>教科書 折図6を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>敷地の調査、コンセプトの検討 <実務設計系>模範解答の模写(平面図) |
時間(分) | 150 | |
8 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(2)敷地や環境の調査 実務設計系:木造課題(6) 模範解答解説(立面図・断面図) |
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内容 方法等 |
<近代建築系> 敷地、その周辺の調査の発表をおこなう。 <実務設計系> 模範解答を理解し模写に取り組む(立面図・断面図・矩計図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>調査資料の作成。 <実務設計系>教科書 折図7を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>コンセプトの検討、実例の調査。 <実務設計系>模範解答の模写(立面図・断面図・矩計図) |
時間(分) | 150 | |
9 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(3)コンセプト立案 実務設計系:木造課題(7) 課題Bの内容解説 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> 諸条件の分析・解析・整理の上でのコンセプトの発表を行う。 <実務設計系> 課題を理解しエスキスに取り組む |
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事前 学修 |
<近代建築系>コンセプト立案、発表資料の整理 <実務設計系>教科書 折図6を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>エスキス <実務設計系>エスキス |
時間(分) | 150 | |
10 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(4) エスキス 実務設計系:木造課題(8) 意匠計画 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> エスキス(1)構想・構造・環境計画を行う <実務設計系> エスキスのチェックを受け、設計図書の作成に取り組む(平面図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>コンセプトに基づく、エスキス <実務設計系>エスキス |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>敷地調査とまとめ <実務設計系>設計図書の作成(平面図) |
時間(分) | 150 | |
11 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(5) 実務設計系:木造課題(9) 構造計画 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> エスキス(2)空間構成(ゾーニング)を行う <実務設計系> エスキスのチェックを受け、設計図書の作成に取り組む(立面図・断面図・矩計図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>エスキス <実務設計系>エスキス |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>指導に基づきエスキス修正 <実務設計系>設計図書の作成(立面図・断面図・矩計図) |
時間(分) | 150 | |
12 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(6) 実務設計系:中規模RC課題(1) 課題内容解説 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> エスキス(3)立体的な空間構成を行う <実務設計系> 課題を理解し、エスキスに取り組む |
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事前 学修 |
<近代建築系>エスキス <実務設計系>教科書p68~73を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>指導に基づきエスキス修正 <実務設計系>エスキス |
時間(分) | 150 | |
13 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(7) 実務設計系:中規模RC課題(2) 意匠計画 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> ドローイング(1)(平面図・立断面図) <実務設計系> エスキスのチェックを受け、設計図書の作成に取り組む(平面図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>エスキス <実務設計系>教科書p74~77を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>指導に基づきエスキス修正と図面の作成 <実務設計系>平面図の作成 |
時間(分) | 150 | |
14 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(7) 実務設計系:中規模RC課題(3) 構造計画 |
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内容 方法等 |
<近代建築系> ドローイング(2)と模型制作 <実務設計系> エスキスのチェックを受け、設計図書の作成に取り組む(立面図・断面図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>エスキス <実務設計系>教科書p80を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>指導に基づき図面修正と模型制作 <実務設計系>立面図・断面図の作成 |
時間(分) | 150 | |
15 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(8) 実務設計系:中規模RC課題(4) 模範解答解説(意匠計画) |
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内容 方法等 |
<近代建築系> 作品発表・講評を行う <実務設計系> 模範解答の模写に取り組む(平面図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>完成模型の制作 <実務設計系>教科書 折図9を予習する |
時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
<近代建築系>講評に基づく図面・模型の修正 <実務設計系>模範解答模写(平面図) |
時間(分) | 150 | |
16 | テーマ | 近代建築系:街中に立つコミュニティセンター(9) 実務設計系:中規模RC課題(5) 模範解答解説(構造計画) |
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内容 方法等 |
近代建築系:未完成学生への特別指導を行う 実務設計系:模範解答の模写に取り組む(立面図、断面図、矩計図) |
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事前 学修 |
<近代建築系>未完成部分の制作(図面・模型) <実務設計系>教科書 折図10を予習する |
時間(分) | 150 | |
事後 学修 |
<近代建築系>指導に基づき修正して作品提出 <実務設計系>指導に基づき修正して作品提出 |
時間(分) | 30 |
教材・参考書
No. | 分類 | 書籍名 | 著者名 | 出版社 | 価格 | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 教材 | 新しい建築の製図 | 「新しい建築の製図」編集委員会 | 学芸出版社 | 2,592円 | 978-4761523756 |
2 | 参考書 | 授業時指示 | ー | ー |