教育情報の公表
Disclosure of Educational Information
WEBシラバス
SYLLABUS
- 講義名
- 基盤工学実験(非破壊検査実験)(3N)
- ナンバリング
- EN32-RG6-L-21
- 開講学部学科
- 2023原子力技術‐放射線応用
- 開講学年
- 3年
- 開講期
- 後期
- 担当者
- 三島 史人.青木 祐太郎.図子 直城
- 単位数
- 2
- 授業の目的
- 原子力工学を学ぶ学生にとって非破壊検査は大切な基盤技術である。工業材料の超音波探傷および渦流探傷、軟X線発生装置による透過画像の撮影や、浸透探傷試験、磁粉探傷試験について、学生が説明できるようにする。(時間数:90分×2時限×16回)
◆本授業は、対面授業とする。ただし何らかの理由で対面での授業実施が困難な状況となった際、オンライン授業となる場合がある。 - 科目に関するDP
(ディプロマポリシー) -
- 特に重要
- 2
- 重要
- 3
- 望ましい
- 5
- 学修到達目標
-
1 非破壊検査についての概要を理解する。
2 浸透探傷試験を理解する。
3 超音波探傷試験を理解する。
4 放射線透過試験を理解する。
5 磁粉探傷試験を理解する。
6 渦電流探傷試験を理解する。
- 関連科目
- 放射線物理学、放射線測定学、放射線管理学
- 評価方法
- 学習状況(30%)、レポート(70%)として評価する。
- 受講心得
- 予習により理解できないところは、受講中に教員に質問し、理解すること。理解を確認するため、復習を行うこと。
- 関連リンク
授業計画
1 | テーマ | はじめに | ||
---|---|---|---|---|
内容 方法等 |
非破壊検査の目的について考える。 | |||
事前 学修 |
教科書の全体を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 240 | |
事後 学修 |
非破壊検査の社会的背景と目的について復習し、まとめる。 | 時間(分) | 90 | |
2 | テーマ | 非破壊検査の概要 | ||
内容 方法等 |
非破壊検査の種類と特徴について考える。 非破壊検査における様々な検査手法の理論について復習する。 |
|||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
前回の学習内容の復習を行う。 | 時間(分) | 60 | |
3 | テーマ | 非破壊検査レポートの作成法(実験計画) | ||
内容 方法等 |
非破壊検査実験におけるレポートの作成について学ぶ。 実験テーマごとの背景目的、実験目標から実験結果のまとめ方(データの取り扱い方、グラフ作成、 実験概要図、写真)および、理論に基づいた考察、結論の書き方について理解し、 レポート作成を可能とする実験前の準備・実験データ取得に備える。 |
|||
事前 学修 |
事前に配布した資料を元に、(実験の大きな背景となる) 非破壊検査とは何かについてまとめる。 |
時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
レポート作成について学んだ内容を基に、次回「超音波探傷試験(1)」 について実験方法までのレポート構成についてまとめる。 |
時間(分) | 60 | |
4 | テーマ | 超音波探傷試験(1)校正・音速測定及び材料の推定 | ||
内容 方法等 |
超音波探傷試験の原理と種類ついて考える。 操作手順の習得。 探傷試験を行い(材料同定)、レポートにまとめる。 |
|||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解する。 作成したレポートをクロスレビュー、および修正する。 |
時間(分) | 60 | |
5 | テーマ | 超音波探傷試験(2) キズ位置の推定① |
||
内容 方法等 |
超音波探傷試験(垂直探傷子を用いた標準試験片の傷確)を行い、レポートにまとめる。 | |||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解する。 作成したレポートをクロスレビュー、および修正する。 |
時間(分) | 60 | |
6 | テーマ | 4回目、5回目のレポートの修正 | ||
内容 方法等 |
提出したレポートに記載された評価項目および修正依頼を参考に、 レポートの修正および追試験を実施する。修正したレポートを再度クロスレビューし提出する。 |
|||
事前 学修 |
返却されたレポートの修正および再実験用の実験計画 (不足すると考えるデータを検討しておく。) |
時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
修正レポートの問題点の抽出と振り返りレポートを作成 | 時間(分) | 60 | |
7 | テーマ | 超音波探傷試験(3) キズ位置の推定② |
||
内容 方法等 |
超音波探傷試験(垂直探傷子を用いたキズ位置の異なる試験片の探傷) を行い、レポートにまとめる。 |
|||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解する。 作成したレポートをクロスレビュー、および修正する。 |
時間(分) | 60 | |
8 | テーマ | 超音波探傷試験(4) キズ大きさの推定 |
||
内容 方法等 |
超音波探傷試験(垂直探傷子を用いたキズの大きさの異なる試験片の探傷) を行い、レポートにまとめる。 |
|||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解する。 作成したレポートをクロスレビュー、および修正する。 |
時間(分) | 60 | |
9 | テーマ | 7回目、8回目のレポートの修正 | ||
内容 方法等 |
提出したレポートに記載された評価項目および修正依頼を参考に、 レポートの修正および追試験を実施する。修正したレポートを再度クロスレビューし提出する。 |
|||
事前 学修 |
返却されたレポートの修正および再実験用の実験計画 (不足すると考えるデータを検討しておく。) |
時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
修正レポートの問題点の抽出と振り返りレポートを作成 | 時間(分) | 60 | |
10 | テーマ | 超音波探傷試験(5) 超音波の減衰 |
||
内容 方法等 |
超音波探傷試験(垂直探傷子を用いた厚さの異なる試験片の探傷) を行い、レポートにまとめる。 |
|||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解する。 作成したレポートをクロスレビュー、および修正する。 |
時間(分) | 60 | |
11 | テーマ | 超音波探傷試験(6) 斜角探傷試験 |
||
内容 方法等 |
斜角探傷試験(超音波の発生原理を理解するため、標準試験片を用いて、その入射点と屈折角を求める。)を行い、レポートにまとめる。 | |||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解する。 作成したレポートをクロスレビュー、および修正する。 |
時間(分) | 60 | |
12 | テーマ | 10回目、11回目のレポートの修正(及び過去レポートの修正と追試験) | ||
内容 方法等 |
提出したレポートに記載された評価項目および修正依頼を参考に、 レポートの修正および追試験を実施する。修正したレポートを再度クロスレビューし提出する。 |
|||
事前 学修 |
返却されたレポートの修正および再実験用の実験計画 (不足すると考えるデータを検討しておく。) |
時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解し、最終修正を行う。 | 時間(分) | 60 | |
13 | テーマ | 放射線透過試験について考える。 | ||
内容 方法等 |
放射線透過試験の原理と種類ついて考える。 | |||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。(90分) 初級放射線質量減弱に関する内容を復習しておくこと。 |
時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
放射線透過試験の原理についてまとめ直す。 | 時間(分) | 60 | |
14 | テーマ | 放射線透過試験 | ||
内容 方法等 |
放射線透過試験(材料特性試験、(材料特性および材料厚みによる透過試験))を行い、 レポートにまとめる。 |
|||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解する。 | 時間(分) | 60 | |
15 | テーマ | 目視・浸透探傷試験、磁粉探傷試験の原理と種類ついて考える。 | ||
内容 方法等 |
目視・浸透探傷試験、磁粉探傷試験を実際に行い、その原理を理解する。 | |||
事前 学修 |
教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
事前に学習した内容を、実験後に再度復習する。 | 時間(分) | 60 | |
16 | テーマ | 全体まとめ | ||
内容 方法等 |
(1~15)についてのレポートを提出し、最終添削を受ける。 | |||
事前 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を理解する。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
作成したレポートを印刷し、その内容を修正する。 | 時間(分) | 60 |
教材・参考書
No. | 分類 | 書籍名 | 著者名 | 出版社 | 価格 | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 教材 | なし(プリント配布) | ー | |||
2 | 参考書 | 絵とき 非破壊検査基礎のきそ | 谷村 康行 | 日刊工業新聞社 | 2420(税込) | 9784526066757 |
3 | 参考書 | 絵とき「超音波探傷」基礎のきそ | 谷村 康行 | 日刊工業新聞社 | 2750(税込) | 9784526071553 |