教育情報の公表
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SYLLABUS
- 講義名
- 機器分析(2F)
- ナンバリング
- IF21-AC2-L-22
- 開講学部学科
- 2024環境食品-食品バイオ
- 開講学年
- 2年
- 開講期
- 前期
- 担当者
- 田中 智一
- 単位数
- 2
- 授業の目的
- 物質の化学組成や成分の含有量を調べるのに、かつては重量分析や容量分析が多用されていたが、環境汚染物質の低濃度化や材料の高純度化・高機能化などに伴い、より高度な化学分析法が求められるようになった。このため、現在では機器分析が化学分析の中核をなしている。本授業では、各種の機器分析法の中で基本的に重要と考えられるものを取り上げ、原理、装置構成、測定データの解析、実際の応用例等について理解することを目的とする。(時間数:90分×1時限×15回)
※本授業は対面で行う。ただし、何らかの理由で対面での授業実施が困難なときには、オンラインやオンデマンドに切り替えることがある。 - 科目に関するDP
(ディプロマポリシー) -
- 特に重要
- 2
- 重要
- 1
- 望ましい
- 4,5
- 学修到達目標
-
1 各種分光分析法における測定原理、装置構成、試料調製、応用例を理解する。
2 各種分離分析法における測定原理、装置構成、試料調製、応用例を理解する。
3 対象となる物質の分析に適している機器が概ね判断できるようになる。
4 測定データを解析し、必要な情報を読み解くことができるようになる。
- アクティブラーニング講義形態
- 口頭による問答、発問とグループディスカッション
- 関連科目
- 分析化学、無機化学、有機化学Ⅰ・Ⅱ、環境科学、環境計測工学
- 評価方法
- 2回の試験と13回の小テスト(もしくは課題)の総合点[試験の平均点×70%+小テスト・課題の合計点(100点満点に換算)×30%で算出]により評価する。
※試験・小テスト・課題の答案は採点後に返却する(返却の日時・場所は別途通知)。 - 受講心得
- 1年次後期に履修した分析化学の学修内容を復習しておくこと。分析機器の原理を理解するために、数学の基礎知識が必要となる場合があるので、数学系科目の学修内容を復習して授業に臨むことが推奨される。
- 関連リンク
授業計画
1 | テーマ | 機器分析の概要 | ||
---|---|---|---|---|
内容 方法等 |
化学分析と機器分析の関係、機器分析法の種類と特徴 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 120 | |
2 | テーマ | 紫外・可視吸光光度法 | ||
内容 方法等 |
電磁波の種類、光と物質の相互作用、吸光光度法の原理、装置構成、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
3 | テーマ | 原子吸光分析法 | ||
内容 方法等 |
原子吸光分析法の原理、装置構成、定量法、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
4 | テーマ | 原子発光分析法 | ||
内容 方法等 |
原子発光分析法の原理、装置構成、定量法、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
5 | テーマ | 蛍光・りん光分析法 | ||
内容 方法等 |
蛍光・りん光・化学発光における励起および発光過程、分析の原理、装置構成、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
6 | テーマ | 赤外吸収分析法 | ||
内容 方法等 |
赤外吸収分析法およびラマン分光法の原理、装置構成、試料調製、スペクトル解析 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
7 | テーマ | 核磁気共鳴分光法 | ||
内容 方法等 |
核磁気共鳴分光法の原理、装置構成、試料調製、スペクトル解析 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
8 | テーマ | 1~7回のまとめと試験 | ||
内容 方法等 |
1~7回のまとめを行ってから試験を実施する。 | |||
事前 学修 |
試験に備えて1~7回の講義の内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 120 | |
事後 学修 |
試験問題の中でわからなかったところを解答例を見ながら復習する。 | 時間(分) | 60 | |
9 | テーマ | 質量分析法 | ||
内容 方法等 |
質量分析の基本、各種質量分析計の原理と特徴、各種イオン化法の原理と特徴、スペクトル解析 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
10 | テーマ | クロマトグラフィー(前半) | ||
内容 方法等 |
ガスクロマトグラフィーの分類と分離機構、装置構成、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
11 | テーマ | クロマトグラフィー(後半) | ||
内容 方法等 |
液体クロマトグラフィーの分類と分離機構、装置構成、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
12 | テーマ | キャピラリー電気泳動法 | ||
内容 方法等 |
キャピラリー電気泳動法の分類と原理、装置構成、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
13 | テーマ | 電気化学分析法 | ||
内容 方法等 |
電気化学分析法の分類と原理、装置構成、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
14 | テーマ | 蛍光X線分析法 | ||
内容 方法等 |
X線と物質との関係、蛍光X線分析法の原理と特徴、装置構成、試料調製法 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
15 | テーマ | 熱分析法 | ||
内容 方法等 |
熱分析法の分類と原理、装置構成、応用例 | |||
事前 学修 |
manabaの当該コースから資料をダウンロードしてよく読み、基本的な事項を整理するとともに、理解できなかったところをまとめておく。 | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 90 | |
16 | テーマ | 9~15回のまとめと試験 | ||
内容 方法等 |
9~15回のまとめを行ってから試験を実施する。 | |||
事前 学修 |
試験に備えて9~15回の講義の内容を振り返り、理解を深める。 | 時間(分) | 120 | |
事後 学修 |
試験問題の中でわからなかったところを解答例を見ながら復習する。 | 時間(分) | 60 |
教材・参考書
No. | 分類 | 書籍名 | 著者名 | 出版社 | 価格 | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 教材 | なし | ー | ー | ||
2 | 参考書 | 理工系機器分析の基礎 | 保母敏行・小熊幸一 | 朝倉書店 | ー | 978-4-254-14056-9 |
3 | 参考書 | 基礎からわかる機器分析 | 加藤正直・内山一美・鈴木秋弘 | 森北出版 | ー | 987-4-627-24561-7 |
4 | 参考書 | 機器分析 | 大谷 肇他 | 講談社 | ー | 978-4-06-156807-5 |