教育情報の公表
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WEBシラバス
SYLLABUS
- 講義名
- 電気電子CAD(2E)
- ナンバリング
- EE22-ED2-P-22
- 開講学部学科
- 工学部電気電子工学科/電気電子情報工学科
- 開講学年
- 2年
- 開講期
- 後期
- 担当者
- 加藤 芳信
- 単位数
- 2
- 授業の目的
- 発電所・変電所から送配電線路を経て末端に至るまで、使用されている電気器具・機器は多様である。これらの作図は、一般機械製図と同じ手法によって書かれるが、電流容量・材料などについて電気的配慮が必要である。本授業では、電気的配慮をおこないつつ図を製作する能力を身に付けてもらう。 また,GIS(地理情報システム),電子回路CADについても学習する。 (時間数:90分×1時限×16回)
本授業は、対面授業とする。ただし 何らかの理由で対面での授業実施が困難な状況となった際、 オンライン授業となる場合がある。 - 科目に関するDP
(ディプロマポリシー) -
- 特に重要
- 5
- 重要
- 1
- 望ましい
- 2,3
- 学修到達目標
-
1 自家用電気設備の実務と保守について理解できる。
2 配線用図記号、シーケンス図記号、制御用図記号などについて習得できる。
3 電気用図面をCADソフト(AutoCAD)を用いて表現することができる。(高圧受電設備など)
4 小型電源変圧器の設計の手順,計算の仕方などが分かる。
5 GIS(地理情報システム)の考え方,使い方が分かるようになる。
6 電子回路CADソフト(LTspice)を使い,回路図作成とシミュレーション(DC解析,過渡解析,AC解析)ができるようになる。
- アクティブラーニング講義形態
- CAD実習を含む
- 関連科目
- 電気製図
- 実務経験のある教員による授業
- 本教員は本学の電気主任技術者でもあるため,電気設備など具体的に解説・指導する。
- 評価方法
- 学習状況(40%)、毎回の授業課題(60%)を総合して評価する。
- 受講心得
- 製図・CAD技術は、就職の際に有利であり、実社会に出ても役立つものである。真剣に取り組みマスターして下さい。 また、受講にあたり、1年前期「電気製図」の受講が望ましい。
- 関連リンク
授業計画
1 | テーマ | 授業の進め方説明,電力設備の概要,自家用電気設備の基礎技術と実務 | ||
---|---|---|---|---|
内容 方法等 |
授業の進め方の説明,電力設備の説明,電気工事士・電気主任技術者の説明 | |||
事前 学修 |
教科書を読んでおく | 時間(分) | 120 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 60 | |
2 | テーマ | キュービクル式高圧受電設備のしくみ1 | ||
内容 方法等 |
講義とAutoCADによるPF・S形キュービクル式高圧受電設備の主回路単線結線図の作成 | |||
事前 学修 |
教科書で課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
3 | テーマ | キュービクル式高圧受電設備のしくみ2 | ||
内容 方法等 |
講義とAutoCADによるCB形(遮断器形)キュービクル式高圧受電設備の主回路単線結線図の作成 | |||
事前 学修 |
教科書で課題について勉強しておく | 時間(分) | 120 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 60 | |
4 | テーマ | 自家用受電設備の主回路結線のしくみと各種機器の動作・保守・点検・測定 | ||
内容 方法等 |
講義とAutoCADによるCB形高圧受電設備の機能図の作成 | |||
事前 学修 |
教科書で課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
5 | テーマ | 電動機の基礎技術と実務1 | ||
内容 方法等 |
講義とAutoCADによる電動機の分岐回路図の作成 | |||
事前 学修 |
教科書で課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
6 | テーマ | 電動機の基礎技術と実務2 | ||
内容 方法等 |
講義とAutoCADによる電動機のじか入れ始動制御シーケンス図の作成 | |||
事前 学修 |
教科書で課題について勉強しておく | 時間(分) | 120 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 60 | |
7 | テーマ | 電動機の基礎技術と実務3 | ||
内容 方法等 |
講義とAutoCADによる電動機のスターデルタ始動制御シーケンス図の作成 | |||
事前 学修 |
教科書で課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
8 | テーマ | 小型電源変圧器の設計1 | ||
内容 方法等 |
設計手順の説明と,与えられた仕様に基ずく鉄心の選定と電線の巻き数・太さの計算 | |||
事前 学修 |
配付プリントで課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
9 | テーマ | 小型電源変圧器の設計2 | ||
内容 方法等 |
AutoCADによる関連図面の作成とWordによる設計のまとめ | |||
事前 学修 |
配付プリントで課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
10 | テーマ | GIS(地理情報システム)1 | ||
内容 方法等 |
GISの説明と,各種施設の選定と位置情報の取得とcsvファイル作成 | |||
事前 学修 |
参考資料で課題について勉強しておく | 時間(分) | 120 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 60 | |
11 | テーマ | GIS(地理情報システム)2 | ||
内容 方法等 |
GISソフト「ArcGIS」を用いてcsvファイルを読み込みGIS地図を作成し,距離計測などを行い,Wordにまとめる | |||
事前 学修 |
参考資料で課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
12 | テーマ | LTspiceを用いた電子回路CAD1 | ||
内容 方法等 |
LTspiceの説明と,RLC直列回路の回路図作成と周波数特性シミュレーション | |||
事前 学修 |
参考資料で課題について勉強しておく | 時間(分) | 120 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 60 | |
13 | テーマ | LTspiceを用いた電子回路CAD2 | ||
内容 方法等 |
トランジスタ増幅回路の回路図作成とDC解析 | |||
事前 学修 |
参考資料で課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
14 | テーマ | LTspiceを用いた電子回路CAD3 | ||
内容 方法等 |
トランジスタ増幅回路の過渡解析(波形表示シミュレーション) | |||
事前 学修 |
参考資料で課題について勉強しておく | 時間(分) | 120 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 60 | |
15 | テーマ | LTspiceを用いた電子回路CAD4 | ||
内容 方法等 |
トランジスタ増幅回路のAC解析(周波数特性シミュレーション) | |||
事前 学修 |
参考資料で課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 | |
16 | テーマ | LTspiceを用いた電子回路CAD5 | ||
内容 方法等 |
OPアンプ(演算増幅器)応用回路の回路図作成と過渡解析とAC解析 | |||
事前 学修 |
参考資料で課題について勉強しておく | 時間(分) | 60 | |
事後 学修 |
講義内容を振り返り、理解を深める | 時間(分) | 120 |
教材・参考書
No. | 分類 | 書籍名 | 著者名 | 出版社 | 価格 | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 教材 | 完全図解 自家用電気設備の実務と保守早わかり | 大浜庄司 | オーム社 | ー | 978-4-274-504532 |
2 | 教材 | はじめて学ぶAutoCAD 2025 作図・操作ガイド 2024/2023/2022/LT 2021/2020/2019/2018/2017対応 | 鈴木孝子 | ソーテック社 | ー | 978-4800713377 |
3 | 参考書 | 適宜プリント配付 | ー | ー | ||
4 | 参考書 | 適宜manabaで参考資料配布 | ー | ー |