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SYLLABUS

講義名
自動車工学実験Ⅰ(2M2)
ナンバリング
EM21-ME4-E-91
開講学部学科
工学部機械工学科
開講学年
2年
開講期
前期
担当者
位田 晴良
単位数
2
授業の目的
自動車システムコースの学生を対象とし、2級自動車整備士資格の取得を目標とする。自動車は近年、構成する装置の改良・新規開発あるいはコンピュータを駆使した制御系統の電子化など、技術的に著しく進歩している。実際の整備作業に携わろうと志す者は、これらの進歩に伴って、電気電子回路の知識と技術を習得する必要がある。本授業では、1年生で開講された機械工学実験に引き続き、理工学と自動車工学に関する基礎的な実験を少人数で行い、物理量や自動車を構成する材料・要素などについて十分に理解し、自動車の基本を知ることを目指す。(時間数:90分×2時限×15回)
本授業は、対面授業とする。
ただし何らかの理由で対面での授業実施が困難な状況となった際、オンライン授業となる場合がある。
科目に関するDP
(ディプロマポリシー)
特に重要
重要
1,2,3,4
望ましい
学修到達目標

1 材料の特性とその測定方法を理解する。

2 自動車の動力伝達装置の構造を理解する。

3 自動車の動力伝達装置の点検方法を理解する。

4 自動車エンジン本体の構造の基礎を理解する。

関連科目
テクニカルライティング、機械工学実験Ⅱ、自動車工学実験Ⅲ、自動車工学実験Ⅳ
評価方法
学習状況(50%)、実習報告書の内容(50%)により評価する。
報告書提出時に各担当者が確認およびフィードバックを実施する。
受講心得
2級自動車整備士の資格取得を目指して、遅刻、欠席なく真面目に受講すること。
関連リンク

授業計画

1 テーマ 安全教育
内容
方法等
安全講習。
事前
学修
学生便覧を利用して実験・実習室を予め調べておく。 時間(分) 60
事後
学修
講義内容を復習し、安全の重要性を認識するとともに、今後学ぶこととスケジュールを確認する。 時間(分) 120
2 テーマ 実験のための基礎知識
内容
方法等
SI単位、誤差、レポートの書き方。
事前
学修
1年次の「テクニカルライティング」で学んだ実験レポートの書き方について復習しておく。 時間(分) 90
事後
学修
講義内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
3 テーマ 硬さ試験-ショア硬さ、ビッカース硬さ、ロックウエル硬さ、ブリネル硬さ-
内容
方法等
ショア硬さ、ビッカース硬さ、ロックウエル硬さ、ブリネル硬さの理解と測定。
事前
学修
硬さ試験法について調べて予備レポートを作成する。 時間(分) 90
事後
学修
実験内容を復習し理解を深めるとともに、実験結果をまとめる。 時間(分) 90
4 テーマ 硬さ試験-熱処理と加工による組織変化-
内容
方法等
熱処理と加工による組織変化。
事前
学修
1年次の「機械材料」の教科書などを利用して、金属材料を冷間加工し、その後熱処理した際の組織変化について予習しておく。 時間(分) 90
事後
学修
実験内容を復習し理解を深めるとともに、実験結果をまとめる。 時間(分) 90
5 テーマ 硬さ試験-データ解析-
内容
方法等
データ解析。
事前
学修
各自のノートパソコンを用いて、EXCELの使用方法、特に計算と図の作成方法を復習しておく。 時間(分) 90
事後
学修
実験内容を復習し理解を深めるとともに、実験結果をまとめ、硬さ試験に関するレポートを作成する。 時間(分) 90
6 テーマ 自動車の構造の点検・測定-動力伝達装置-クラッチの構造-
内容
方法等
動力伝達装置-クラッチの構造。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.16~24を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめる。 時間(分) 90
7 テーマ 自動車の構造の点検・測定-動力伝達装置-トランスミッションの構造-
内容
方法等
動力伝達装置-トランスミッションの構造。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.25~37を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめる。 時間(分) 90
8 テーマ 自動車の構造の点検・測定-動力伝達装置-トランスファ、プロペラシャフト、ファイナル・ギアなどの構造-
内容
方法等
動力伝達装置-トランスファ、プロペラシャフト、ファイナル・ギアなどの構造。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.38~49を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめて、レポートを作成する。 時間(分) 90
9 テーマ 自動車の構造の点検・測定-動力伝達装置-クラッチの分解整備-
内容
方法等
動力伝達装置-クラッチの分解整備。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.49~52を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめる。 時間(分) 90
10 テーマ 自動車の構造の点検・測定-動力伝達装置-トランスミッションの分解整備-
内容
方法等
動力伝達装置-トランスミッションの分解整備。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.52~53を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめる。 時間(分) 90
11 テーマ 自動車の構造の点検・測定-動力伝達装置-トランスファ、プロペラシャフト、ファイナル・ギアなどの分解整備-
内容
方法等
動力伝達装置-トランスファ、プロペラシャフト、ファイナル・ギアなどの分解整備。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.54~59を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめて、レポートを作成する。 時間(分) 90
12 テーマ 自動車の構造の点検・測定-エンジン本体の構造-
内容
方法等
エンジン本体の構造。
事前
学修
教科書(三級自動車ガソリン・エンジン)のp.19~34を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめる。 時間(分) 90
13 テーマ 自動車の構造の点検・測定-エンジン本体の分解整備-
内容
方法等
エンジン本体の分解整備。
事前
学修
教科書(三級自動車ガソリン・エンジン)のp.35~49を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめる。 時間(分) 90
14 テーマ 自動車の構造の点検・測定-バッテリ-
内容
方法等
バッテリ。
事前
学修
教科書(三級自動車ガソリン・エンジン)のp.86~92を予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習内容を復習し理解を深めるとともに、その内容をまとめ、レポートを作成する。 時間(分) 90
15 テーマ レポート作成指導と要点整理
内容
方法等
各実験項目の要点整理。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ、三級自動車ガソリン・エンジン)の目次を利用して、ガソリン自動車の構造について予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
指導の結果を反映して、実験実習の結果を改めて見直し、必要であればレポートを修正する。 時間(分) 90
16 テーマ まとめ
内容
方法等
ガソリン・エンジン自動車とジーゼル・エンジン自動車の比較。
事前
学修
教科書(三級自動車ジーゼル・エンジン)の目次を利用して、ジーゼル・エンジン自動車の構造について予習しておくこと。 時間(分) 90
事後
学修
ガソリンエンジンとジーゼルエンジンの構造、分解整備の特徴を復習し理解を深める。 時間(分) 90

教材・参考書

No. 分類 書籍名 著者名 出版社 価格 ISBN/ISSN
1 教材 三級自動車ガソリン・エンジン (社)日本自動車整備振興会連合会
2 教材 三級自動車ジーゼル・エンジン (社)日本自動車整備振興会連合会
3 教材 三級自動車シャシ (社)日本自動車整備振興会連合会
4 教材 基礎自動車工学 (社)日本自動車整備振興会連合会
5 教材 基礎自動車整備作業 (社)日本自動車整備振興会連合会
6 参考書 なし