教育情報の公表
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WEBシラバス
SYLLABUS
- 講義名
- デザイン材料(2D)
- ナンバリング
- ID21-DT4-L-22
- 開講学部学科
- 2024デザイン-メディアデザイン
- 開講学年
- 2年
- 開講期
- 前期
- 担当者
- 小川 貴史.丸山 晴之
- 単位数
- 2
- 授業の目的
- 主に建築やプロダクトデザインの学生を対象とし、木材やコンクリート、金属を中心とした建築材料の性質や加工、プラスチックの特性と成形法、漆や和紙などの日本の伝統的な材料からエコマテリアルといった現代的な材料を取り上げ、造形材料と素材への基礎的知識習得を目的とした講義である。素材への知識は優れたデザイナーや建築家にとって必要不可欠であり、モノづくりに携わる者の可能性を広げさせる。建築への応用を十分考慮し、建築士の資格修得を目的とした内容となっている。 (時間数:90分×1時限×16回)◆本授業は、対面授業とする。ただし新型コロナウイルス感染拡大の状況により、オンライン授業となる場合がある。
- 科目に関するDP
(ディプロマポリシー) -
- 特に重要
- 1
- 重要
- 望ましい
- 4
- 学修到達目標
-
1 材料の基礎知識を学ぶことで、モノづくりの幅を広げることができる。
2 素材・材料の種類と特徴を説明でき、現実味のあるデザイン作業を可能にする。
3 身の回りの素材を知ることで、生活や環境の改善を図ることができる。
- 関連科目
- 建築土木材料学
- 実務経験のある教員による授業
- 建築設計・プロダクトデザインの実務経験を有する教員が、材料の合目的性及び特性について解説する。
- 評価方法
- レポート(60%、5%×12回)、確認テスト(30%、15%×2回)、学習状況(10%)により総合的に評価する。
- 受講心得
- 材料や素材への知識が深まると発想が広がるばかりか実現化の可能性も高まることを常に意識しながら受講すること。そして、この授業は覚えることが重要です。
- 関連リンク
授業計画
1 | テーマ | ガイダンス | ||
---|---|---|---|---|
内容 方法等 |
講義の内容説明、建築素材の知識とデザインの可能性 | |||
事前 学修 |
シラバス内容を確認する | 時間(分) | 30 | |
事後 学修 |
教材の内容を確認する | 時間(分) | 60 | |
2 | テーマ | 建築材料学:木材 | ||
内容 方法等 |
木材の種類・特徴・使い方等について学習する | |||
事前 学修 |
時間(分) | 0 | ||
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 180 | |
3 | テーマ | 建築材料学:木質材料・植物材料 | ||
内容 方法等 |
木質材料・植物材料の種類・特徴・使い方等について学習する | |||
事前 学修 |
時間(分) | |||
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 180 | |
4 | テーマ | 建築材料学:石・土 | ||
内容 方法等 |
石・土の種類・特徴・使い方等について学習する | |||
事前 学修 |
時間(分) | |||
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 180 | |
5 | テーマ | 建築材料学:コンクリート・セメント | ||
内容 方法等 |
コンクリート・セメントの種類・特徴・使い方等について学習する | |||
事前 学修 |
時間(分) | |||
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 180 | |
6 | テーマ | 建築材料学:れんが・瓦・タイル | ||
内容 方法等 |
れんが・瓦・タイルの種類・特徴・使い方等について学習する | |||
事前 学修 |
時間(分) | |||
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 180 | |
7 | テーマ | 建築材料学:ガラス・石膏・漆喰 | ||
内容 方法等 |
ガラス・石膏・漆喰の種類・特徴・使い方等について学習する | |||
事前 学修 |
時間(分) | |||
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 180 | |
8 | テーマ | 建築材料学:メタル | ||
内容 方法等 |
鉄・ステンレス・アルミ・チタン・その他金属の種類・特徴・使い方等について学習する | |||
事前 学修 |
時間(分) | |||
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 180 | |
9 | テーマ | プロダクトデザイン分野における材料概要 | ||
内容 方法等 |
プロダクトデザインの形状を構成する材料の目的について、機能、美観、経済性のそれぞれについて解説する。 | |||
事前 学修 |
時間(分) | |||
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 180 | |
10 | テーマ | 金属材料について | ||
内容 方法等 |
プロダクトデザインでよく使われれる金属材料について、鉄鋼と非鉄金属それぞれについて解説する。 | |||
事前 学修 |
金属材料のデザイン事例を調べる | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 90 | |
11 | テーマ | 金属材料と成形技術 | ||
内容 方法等 |
金属材料の切削、塑性、鋳造などの主な成形技術と生成される形状の特徴について解説する。 | |||
事前 学修 |
複雑な形状の金属製品を調査する | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
第1回確認テストに備える | 時間(分) | 180 | |
12 | テーマ | プラスチックについて | ||
内容 方法等 |
熱硬化性と熱可塑性の分類と身近なプラスチックについて解説する。特に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリスチレンの4大プラスチックと、ABSやポリカーボネイトなどの身近なプラスチックとその製品事例を説明する。 | |||
事前 学修 |
身近なプラスチック製品の手触りや強度を確認する | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
第1回確認テスト返却後の復習、レポートを書く | 時間(分) | 90 | |
13 | テーマ | プラスチックと成形技術 | ||
内容 方法等 |
射出成形、吹き込み成形、真空成形などのプラスチックの成形技術から得られる形状の特徴と、アンダーカットやパーティングラインなど、特に注意すべきデザイン上の要点を解説する。 | |||
事前 学修 |
プラスチック製品の継ぎ目を調べる | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 90 | |
14 | テーマ | 有機材料・無機材料と伝統工芸 | ||
内容 方法等 |
古来より広く用いられてきた木材をはじめ、和紙や陶磁器を取り上げ、伝統的工芸品で用いられるような有機材料や無機材料を解説する。また、ガラス製品や皮革材料など、プロダクトデザインで重要で身近な有機材料、無機材料の説明を行う。 | |||
事前 学修 |
伝統的工芸品を調べる | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
講義内容を復習しレポートを書く | 時間(分) | 90 | |
15 | テーマ | CMF | ||
内容 方法等 |
CMFデザインの観点から歴史ある漆から現代の加飾技術まで取り上げ、着色、表面仕上げ、質感について解説する。 | |||
事前 学修 |
塗装や加飾された製品を見つける | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
第2回確認テストに備える | 時間(分) | 90 | |
16 | テーマ | 新しい材料と将来 | ||
内容 方法等 |
エコマテリアルといった環境負荷低減のためのデザイン材料やメタマテリアルといった機能材料などについて解説する。また、リサイクル技術とデザイン事例について解説する。 | |||
事前 学修 |
環境負荷低減に配慮された製品事例を調べる | 時間(分) | 90 | |
事後 学修 |
第2回確認テスト返却後の復習、講義全体の復習 | 時間(分) | 180 |
教材・参考書
No. | 分類 | 書籍名 | 著者名 | 出版社 | 価格 | ISBN/ISSN |
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1 | 教材 | ベーシック建築材料 | 野口貴文、他 | 彰国社 | 3000円 | 9784395008834 |
2 | 参考書 | 工業デザインのための材料知識 | 岩井正二、青木弘行 | 日刊工業新聞社 | 2400円 | 9784526061462 |