教育情報の公表

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SYLLABUS

講義名
オペレーションズリサーチⅠ(3K)
ナンバリング
IK31-CM3-L-22
開講学部学科
2023経営情報‐経営システム
開講学年
3年
開講期
前期
担当者
杉原 一臣
単位数
2
授業の目的
変化の目まぐるしい高度情報社会の中では,人の経験や勘だけを頼りにするのではなく,科学的に状況を分析し,適切な意思決定を行うことが求められる。本授業では,モデル化と意思決定を行うための手段としてのOR(オペレーションズリサーチ)を解説し,仕入計画や在庫管理といった具体的な問題の解決を目指す。また,表計算ソフトを活用した実践的な演習を行う。(時間数:90分×1時限×15回)
本授業は対面授業とする。ただし,何らかの理由で対面での授業実施が困難な状況となった際,オンライン授業となる場合がある。
科目に関するDP
(ディプロマポリシー)
特に重要
2
重要
1
望ましい
4,5
学修到達目標

1 オペレーションズリサーチの意義を理解する。

2 授業で取り扱う経営上の問題を数式でモデル化することができる。

3 授業で取り扱う問題の数式モデルを解析することができる。

4 表計算ソフトを活用して,オペレーションズリサーチの手法を実践できる。

アクティブラーニング講義形態
グループワーク,問題解決学習
関連科目
基礎統計学,統計学演習,オペレーションズリサーチII,システム工学
評価方法
通常試験(60%),演習課題およびレポート(20%),学習状況(20%)により評価する。
受講心得
基礎数学・微分積分学,基礎統計学を受講していることが望ましい。また,演習課題も含め授業への積極的な参加意識と取り組みが望まれる。
関連リンク

授業計画

1 テーマ ガイダンス
内容
方法等
オペレーションズリサーチとは,授業の目標および計画
事前
学修
オペレーションズリサーチ(OR)について書籍等で調べる。 時間(分) 120
事後
学修
オペレーションズリサーチの意義,授業の目的について理解する。 時間(分) 60
2 テーマ 線形計画法(1)
内容
方法等
線形計画問題の定式化,グラフによる解法,レポート課題1(第4回の授業にて返却)
事前
学修
テキストP.118~P.128を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
グラフによる実行可能領域の発見方法を理解する。 時間(分) 90
3 テーマ 線形計画法(2)
内容
方法等
シンプレックス法(シンプレックス表を用いた計算手順)
事前
学修
テキストP.128~P.147を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
基底解と非基底解の違いと最適解を求める上でのそれぞれの役割を理解する。 時間(分) 90
4 テーマ 線形計画法(3)
内容
方法等
理論的考察(感度分析,双対問題)
事前
学修
感度分析について書籍等で調べる。 時間(分) 90
事後
学修
感度分析による制約条件の最適解への影響について理解する。 時間(分) 90
5 テーマ 線形計画法(4)
内容
方法等
グラフによる解法・シンプレックス法を用いた最適解の導出
事前
学修
第2回~第4回の内容を復習する。 時間(分) 90
事後
学修
それぞれの方法の特徴をまとめる。 時間(分) 90
6 テーマ 線形計画法(5)
内容
方法等
線形計画の応用例(輸送問題,生産計画問題),レポート課題2(第8回の授業にて返却)
事前
学修
線形計画問題の事例を取り上げ,最適解を導く。 時間(分) 90
事後
学修
学習した内容を振り返り,理解を深める。 時間(分) 90
7 テーマ まとめ(1)
内容
方法等
線形計画法のまとめ
事前
学修
これまでの演習内容およびレポート課題を再度振り返る。 時間(分) 120
事後
学修
学習した内容を振り返り,理解を深める。 時間(分) 60
8 テーマ 在庫情報の管理(1)
内容
方法等
在庫事情を表す数学モデル,確定的需要量モデル-需要量が一定である場合の在庫管理
事前
学修
テキストP.87~P.98を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
在庫管理全般において考慮すべき事項をまとめる。 時間(分) 90
9 テーマ 在庫情報の管理(2)
内容
方法等
確率的需要量モデル-需要量が不確定な場合の在庫管理
事前
学修
テキストP.99~P.105を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
定量発注方式の特徴を理解する。 時間(分) 90
10 テーマ 在庫情報の管理(3)
内容
方法等
定期的に発注を行う場合の在庫管理,最適発注間隔と最適発注量の算出
事前
学修
テキストP.106~P.107を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
定期発注方式の特徴を理解する。 時間(分) 90
11 テーマ 在庫情報の管理(4)
内容
方法等
在庫管理のまとめ,最適発注点と最適発注量の算出,レポート課題3(第13回の授業にて返却)
事前
学修
第8回~第10回の内容を復習する。 時間(分) 90
事後
学修
定量発注方式と定期発注方式の違いをまとめる。 時間(分) 90
12 テーマ ネットワーク分析(1)
内容
方法等
ネットワーク分析の概要
事前
学修
ネットワークの定義について書籍等で調べる。 時間(分) 90
事後
学修
ネットワークを構成する点と枝の役割について理解する。 時間(分) 90
13 テーマ ネットワーク分析(2)
内容
方法等
ネットワーク分析の典型モデル(最短距離問題,最大流れ問題)
事前
学修
「最短経路問題」と「最大流れ問題」について書籍等で調べる。 時間(分) 90
事後
学修
それぞれの問題における点と枝の役割について理解する。 時間(分) 90
14 テーマ ネットワーク分析(3)
内容
方法等
最短距離問題,最大流れ問題,レポート課題4(研究室にて後日返却)
事前
学修
それぞれの問題にあてはまる事例を書籍等で調べる。 時間(分) 90
事後
学修
それぞれの事例の最適解を求める。 時間(分) 90
15 テーマ まとめ(2)
内容
方法等
在庫管理問題・ネットワーク分析のまとめ
事前
学修
これまでの演習内容およびレポート課題を再度振り返る。 時間(分) 120
事後
学修
学習した内容を振り返り,理解を深める。 時間(分) 60
16 テーマ 通常試験
内容
方法等
通常試験(試験の答案は研究室等で後日返却)
事前
学修
第1回から第15回の内容を振り返る。 時間(分) 120
事後
学修
自身の理解度を確認する。 時間(分) 60

教材・参考書

No. 分類 書籍名 著者名 出版社 価格 ISBN/ISSN
1 教材 入門 経営科学 改訂版 宮川 公男,野々山 隆幸,佐藤 修 実教出版・2009年 978-4-407-31695-7
2 参考書 授業時適宜指示