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WEBシラバス

SYLLABUS

講義名
自動車工学実験Ⅱ(2M2)
ナンバリング
EM22-ME5-E-91
開講学部学科
工学部機械工学科
開講学年
2年
開講期
後期
担当者
土屋 高志
単位数
2
授業の目的
自動車システムコースの学生を対象とし、2級自動車整備士資格の取得を目標とする。自動車は近年、構成する装置の改良・新規開発あるいはコンピュータを駆使した制御系統の電子化など、技術的に著しく進歩している。実際の整備作業に携わろうと志す者は、各種センサや電気・電子機器の原理と構造を理解する必要がある。前期に開講した自動車工学実験Ⅰに引き続き、理工学と自動車工学に関する基礎的な実験を少人数で行い、物理量や自動車を構成する材料・要素などについて十分に理解し、自動車の基本を知ることを目指す。(時間数:90分×2時限×16回)
本授業は、対面授業とする。ただし何らかの理由で対面での授業実施が困難な状況となった際、オンライン授業となる場合がある。
科目に関するDP
(ディプロマポリシー)
特に重要
2
重要
望ましい
学修到達目標

1 材料に負荷された応力の測定方法と、材料強度を測定するための引張試験の方法を理解する。

2 自動車における縣架装置と制動装置の構造を理解する。

3 自動車における縣架装置と制動装置の分解整備の方法を理解する。

4 自動車における点火装置、始動装置、充電装置の構造と整備の方法を理解する。

関連科目
テクニカルライティング、自動車工学実験Ⅰ、自動車工学実験Ⅲ、自動車工学実験Ⅳ
評価方法
学習状況(50%)、実習報告書の内容(50%)により評価する。
受講心得
2級自動車整備士の資格取得を目指して、遅刻、欠席なく真面目に受講すること。
関連リンク

授業計画

1 テーマ ガイダンス
内容
方法等
ガイダンスおよび安全講習。
事前
学修
実験場所と実験に必要な物品を予め確認する。 時間(分) 30
事後
学修
安全について確認するとともに、シラバスを参考にしながら、この授業のスケジュールを理解する。 時間(分) 150
2 テーマ 実験のための基礎知識
内容
方法等
SI単位、誤差、レポートの書き方。
事前
学修
1年次に受講した「テクニカルライティング」の教科書や、「機械工学実験」で配付された資料を参考にして、レポートの作成方法を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
3 テーマ ひずみゲージの構造と測定原理
内容
方法等
静ひずみ測定器と動ひずみ測定器の使用法。
事前
学修
ひずみゲージ、応力、ひずみ、ホイートストンブリッジについて調査して、予備レポートとしてまとめる。 時間(分) 90
事後
学修
実験結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
4 テーマ 金属の弾性変形
内容
方法等
単軸応力負荷による伸びの測定(ヤング率の算出)。
事前
学修
フックの法則、ヤング率、ポアソン比について調べて、予備レポートとしてまとめる。 時間(分) 90
事後
学修
事後学習:実験結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
5 テーマ 引張試験
内容
方法等
アルミニウムの引張試験。
事前
学修
引張試験について調べて予備レポートとしてまとめる。 時間(分) 90
事後
学修
実験結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。さらに、実験レポートを作成する。 時間(分) 90
6 テーマ 自動車の構造の点検・測定(1-1)
内容
方法等
【点火装置】高電圧システム点検および点火時期測定。
事前
学修
教科書(三級自動車ガソリン・エンジン)のp.108~p.114を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
7 テーマ 自動車の構造の点検・測定(1-2)
内容
方法等
【始動装置】スタータモータ分解組立、始動電圧および電流の測定。
事前
学修
教科書(三級自動車ガソリン・エンジン)のp.93~p.100を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
8 テーマ 自動車の構造の点検・測定(1-3)
内容
方法等
【充電装置】オルタネータ分解組立、オシロスコープによる充電波形点検。
事前
学修
教科書(三級自動車ガソリン・エンジン)のp.101~p.107を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。また、レポートを作成する。 時間(分) 90
9 テーマ 自動車の構造の点検・測定(2-1)
内容
方法等
アクスルおよびサスペンションの構造。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.61~p.77を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
10 テーマ 自動車の構造の点検・測定(2-2)
内容
方法等
ステアリング装置の構造。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.83~p.97を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
11 テーマ 自動車の構造の点検・測定(2-3)
内容
方法等
ブレーキ装置の構造。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.135~p.160を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。また、レポートを作成する。 時間(分) 90
12 テーマ 自動車の構造の点検・測定(3-1)
内容
方法等
アクスルおよびサスペンションの分解整備。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.77~p.82を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
13 テーマ 自動車の構造の点検・測定(3-2)
内容
方法等
ステアリング装置の分解整備。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.97~p.105を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
14 テーマ 自動車の構造の点検・測定(3-3)
内容
方法等
ブレーキ装置の分解整備。
事前
学修
教科書(三級自動車シャシ)のp.160~p.164を予習する。 時間(分) 90
事後
学修
実験実習の内容と結果をまとめるとともに、授業の内容を復習し、理解を深める。また、レポートを作成する。 時間(分) 90
15 テーマ 実験の総括
内容
方法等
レポートの修正、実験結果の総括。
事前
学修
これまでの実験におけるレポートで分からないことや困ったことなどをまとめる。 時間(分) 90
事後
学修
授業の内容を復習し、理解を深める。 時間(分) 90
16 テーマ まとめ
内容
方法等
ジーゼル・エンジン自動車とガソリン・エンジン自動車の相違。
事前
学修
「三級自動車ジーゼル・エンジン」、「基礎自動車工学」、「基礎自動車整備作業」の教科書を良く読んでおく。 時間(分) 150
事後
学修
ジーゼル・エンジンとガソリン・エンジンの相違を理解する。 時間(分) 30

教材・参考書

No. 分類 書籍名 著者名 出版社 価格 ISBN/ISSN
1 教材 三級自動車ガソリン・エンジン (社)日本自動車整備振興会連合会
2 教材 三級自動車ジーゼル・エンジン (社)日本自動車整備振興会連合会
3 教材 三級自動車シャシ (社)日本自動車整備振興会連合会
4 教材 基礎自動車工学 (社)日本自動車整備振興会連合会
5 教材 基礎自動車整備作業 (社)日本自動車整備振興会連合会
6 参考書 なし