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建築土木工学科 多米研究室 2022年度活動レポートより
本活動は石川県境の山間にある福井県勝山市北谷町小原集落で毎年実施しているものである。当集落は明治期において90戸、400人ほどの人々が暮らしていたが、住人の諸事情や自然災害によって、現在はこれまでの修復家屋を含む13余戸の家屋が残るものの、住民は1戸1人という廃村の危機が迫った集落である。
この小原集落の再生・活性・景観整備を目指し、(旧)地元民と大工棟梁、福井工業大学工学部建築土木工学科の連携事業として2006年度に始まった小原ECOプロジェクトは、2022年度で17年目を迎え、これまでに8棟の民家修復と休憩所1棟の建設している。2022年度はD家住宅の北面板壁の修復を実施した。学生たちは壁下地打ちや壁板の張り付け体験し、大学での座学や実習だけでは得られない、施工の大変さと楽しさを実感し、また集落景観向上に寄与できた充実感も味わっていた。
(文責 多米淑人)
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