



FUTまちづくりデザインセンター Topics 051
SDGs Target No. 11
経営情報学科近藤智士研究室は2025年10月23日(木)及び24日(金)に香川県高松市にある高松丸亀町商店街において現地調査を行いました。全国の多くの地方都市においては商業機能が郊外に展開し、既存中心市街地が衰退傾向にあります。一方、高松市中心部にある高松丸亀町商店街ではコロナ禍以降、歩行者の通行量が回復、増加傾向にあります。その要因について、土地の所有と利用の分離を図ったうえで従来の商店街になかった機能や業種を導入したこと、まちづくり会社による運営などが挙げられるとのことでした。2000年当時と現在の店舗名を比較すると9割近い店で店舗名の変更あるいはテナント自体の入れ替えがみられ、空き店舗が少なく常に魅力的なテナントが集客に寄与していること、また、開放的なアーケードや椅子、ベンチなどくつろげる空間づくりが商店街の魅力につながっているものと考えられます。賑わいを持続させるための仕組みを学ぶとともに、さまざまな世代が行き交う歩行空間を見学することで学生も多くの刺激を受けました。ご説明いただきました高松丸亀町商店街振興組合再開発担当の蟻波勝様、資料提供に便宜を図っていただきました事務局次長の香川敬子様におかれましては厚く御礼申し上げます。
文責:近藤智士
 
  
 
  
 
  
