日本では、急速な少子高齢化や頻発する様々な災害や環境問題に直面しています。この福井県においても幸福度日本一と評される一方、若者を中心とした人口流出により、特に農林水産業における人手不足の解消や地域の活性化が求められています。福井県は、高い技術力を有する「ものづくり」が魅力であることは言うまでもなく、その「ものづくり」を基盤としたロボットや自動車の開発により、様々な問題解決が行えると考えています。
そこで、本学の持つ最先端のロボティクス技術や自動車関連技術を福井県の持つ「ものづくり」技術と融合させ、地域社会のみならず地球全体の発展に貢献していきます。
高齢化や人手不足の著しい農業現場や災害現場では、福井工業大学が開発している農業支援ロボットや災害対応ロボットを導入し、環境問題にはバイオ燃料やAIを活用した様々な自動車関連技術を総動員してそれらの改善に務めます。
また、本学が進める「ふくいPHOENIXハイパープロジェクト」と連携し、月面に到達した際に必要となる掘削・支持杭貫入ロボットやローバーの開発も積極的に推進し、それらの商品化や管理を福井県下の企業に依頼することで、地域社会の活性化を目指します。
加えて、持続可能な研究開発のため、我々の持っている「知」を次世代に託し、未来へつなげていきます。
は一例となります。
本学の持つロボティクスおよび自動車に関する先端的な研究成果・技術力を最大限活用し、身近な地域社会の問題解決から、地球規模の環境問題の改善、さらには未来に人々が実現するであろう月への移住の際に有効なロボット開発まで、幅広い分野でチャレンジを行っていきます。また、持続可能な研究開発を行うため、各種ロボットコンテストを通じて、子供たちに未来のロボティクスエンジニアの芽を出し、本学にて基礎的なエンジニアリング教育を行い、地元企業の協力を得てインターンシップ等で実践的な技術を身に付けた上で、最終的に地元企業で活躍する人材の育成していきます。
未来ロボティクスセンターの得意とする「ものづくり」技術を最大限に活かし、AI&IoTセンターと強固に連携を取ることで、より高度で親和性の高い革新的なシステムの開発を行います。
また、まちづくりデザインセンター、ウェルネス&スポーツサイエンスセンターと連携し、より広くより深く地域社会とつながり、人々の役に立つロボットの開発を行いつつ次世代の人材育成にも務めます。
さらに、ふくいPHOENIXハイパープロジェクトと連携することで、その開発のフィールドを宇宙にまで広げていきます。
このようにFUTがチーム一丸となり、すべての「知」を次世代に託し、未来へつなげていきます。