令和6年9月7日(土)福井県立図書館にてFUT公開講座を2講座開催いたしました。
第1部では、工学部 建築土木工学科 宮本 裕司教授による「能登半島地震から学ぶ我が家の耐震化」を開催しました。
1月1日の能登半島地震では、福井でも強い揺れや津波による避難、先日も南海トラフ地震臨時情報が発表されるなど、災害が頻繁に発生している今、地震の知識や被害の原因、地震への備えを学びました。地震の起き方によって種類があること、被害の大きさは震源×地盤×建物の3つが、地盤の揺れは地歴×地形×地質の3つが影響するとの話がありました。
また、耐震化を考えるうえで、
・地震の揺れを知る・建物の揺れを知る・建設地盤の3つの地を知る・地震の対策に知恵
の4つの「知」と3つの「地」を理解したうえで、対策していくことが大切という話がありました。
第2部では、工学部 建築土木工学科 竹田 周平教授による「ダイバーシティ防災のススメ~防災センスを磨こう~」を開催しました。
警察や消防、市役所等の「公助」、近隣住人や友人等の「共助」、自分や家族の「自助」3つがあり、特に「自助」には日ごろから、非常持出品と備蓄品を備えておくことや、いざという時の安否確認の方法を話し合っておくことの大切さを学びました。また、避難指示などで避難し、何もなかったとしても、「空振り」ではなく、「素振り」だと考え、常に備えていくことが大切との話がありました。
受講後には、「自分の住んでいるところの地歴がどうだったのかから学んで対策したい」「周りの人にも今日の話を伝えて、いざというときには皆で生き延びられるようにしたい」などの声が聞かれました。
受講されたみなさま、ありがとうございました。
(FUTまちづくりデザインセンター事務局 社会連携推進課)
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