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2023.09.06

障害学生支援と就労移行に関する情報交換会@福井2023を開催しました

令和5年9月4日(月)に「障害学生支援と就労移行に関する情報交換会@福井2023」を開催しました。
この情報交換会は東京大学PHED(Platform of Higher Education and Disability/障害と高等教育に関するプラットフォーム)のご協力をいただき、2019年から毎年本学で開催しています。5回目となる今回の情報交換会には福井県内の大学、高等学校、特別支援学校などの教育機関のほか、企業、福井公共職業安定所、福井県健康福祉部など障害者就労支援に関係する方々42名が参加しました。

情報交換会では、近藤武夫教授(東京大学 先端科学技術研究センター)から、話題提供として障害学生支援と就労移行に関しての情報提供がありました。日本学生支援機構による令和4年度の調査結果では、大学においても障害を持つ学生が1.53%確認されており、その多くが精神疾患や発達障害、病弱・虚弱であることが紹介されました。また、小学生では各学年に10%程度、中学生では5.6%の発 達障害等の特性があると考えられる特別な教育的支援を必要とする児童生徒が通常学級に在籍しているとの調査結果が文部科学省より令和5年12月に発表されており、この児童生徒が進学・就職していくことを考えると、障害学生を 社会全体で支えていく体制を作っていくことが重要であると述べられていました。

続いて事例紹介が行われました。報告は以下の3つの事例紹介がありました。
■障害学生対象インターンシップの取り組み
合同会社DMM.com ビジネスソリューション部 部長  梶 進一 様
■障害学生への就労移行支援の取り組み
株式会社Kulia 代表取締役  大塚 邦博 様
■障害と就職について考えた経験-高校通級~大学-
福井工業大学 荒木 史代教授

事例報告ののち、グループセッションで各機関での取り組みや課題についての情報共有や意見交換を行いました。各グループで出された意見や情報については、全体でふりかえりをおこない、今後も障害のある方が自信をもって就労できる地域社会を目指し、大学・企業・支援機関が協働して取り組むことを共有し、情報交換会を閉じました。

また、情報交換会に合わせて東京大学PHEDの有するAT(Assistive Technology/支援機器)の一部が展示・実演されており、参加者は説明を受けながら実際に機器を操作し体験しました。




お問い合わせ:学務課