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2016.02.01

鉄道技術者による「特別講義」を実施しました。

平成28年1月28日(木)、工学部 建築生活環境学科(現:建築土木工学科)の測量学や鉄道工学を履修する2、3年生約40名を対象に、鉄道分野における最新技術について理解を深めることを目的とした特別講義を実施いたしました。

 この講義では、西日本旅客鉄道株式会社の構造技術室・近藤政弘氏を講師としてお招きし、鉄道分野における空間情報やIT技術を利用した鉄道構造物の維持管理する最新技術の紹介や、具体的な活用事例について説明していただきました。特に、デジタルカメラを利用した簡単で高精度な変位(桁たわみ)を測る方法や、レーザー光により構造物を加振して健全度を判定する方法、また新幹線の高架橋を三次元でモデル化して診断できるシステムの紹介が行われました。

これまで、計測する作業時間が長く、また多くの作業者が必要であった鉄道敷地内での維持管理が、これらの新技術によって、「誰もが簡単で容易に、かつ精度良く測ることができる」ことを、実例を通じて学ぶことができました。




20分間の質疑時間では、途切れることなく学生からの質問があり、「新技術によりどれだけ時間短縮が可能となったか」、「コスト削減はどれだけ期待できるのか」、また「レーザー加振の理論に関する高度な内容」に関する質問などが寄せられました。最後に講師より、「若い方のアイデアが,今,現場で求められている」とのメッセージが学生へ伝えられました。


お問い合わせ:建築土木工学科