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2025.07.30
【リレーコラムVo.3】ものづくりの技術でスポーツ活動を豊かに
ものづくりの技術でスポーツ活動を豊かに
世の中には多くの便利グッズ、アイデア商品があります。例えば服のフードを広げて干せるハンガーなど、「こういうのが欲しかった!」と思える商品がたくさん生み出されています。それはおそらく、生活の中での困った経験から、こんな商品があれば解決できるのでは?という考えが生まれ、それが形になったものだと思います。
本学はスポーツ健康科学科があること、クラブ活動が盛んであることから、スポーツ活動経験を持つ学生が多くいます。そのため、スポーツ活動中に困りごとに出くわし、こんなモノがあればいいのに・・という考えを浮かべたことのある学生がたくさんいるはずです。
そんな学生の豊富なスポーツ活動経験から生まれるアイデアと、工業大学のものづくりの技術を活かし、『スポーツ活動で使える用具や器具を創り出す』取り組みを工学部と一緒に進めています。
学生に、スポーツ中に困ることはないか、何か作りたいものはないかと聞くと、アイデアがどんどん出てきます。やはり、みんな頭の中に思いはあるようです。ただ、「作る」「形にする」ことはハードルが高く、通常はアイデアだけで終わってしまいます。しかし、このハードルを、工学部の先生、学生は一気に跳び越えてくれます。
昨年度はこの取り組みから、カヌー競技における漕動作のトレーニング器具が形になりました。まだ完成には至っていませんが、アイデアが実際の形になっていく面白さ、素晴らしさを実感しています。
今後も様々な用具、器具が形になりそうです。そしてそれらは、スポーツに関わる人達を助けてくれ、スポーツ活動を豊かにしてくれることでしょう。これからもスポーツ×工学で、多くのアイデアが形になれば良いなと思っています。
お問い合わせ:社会連携推進課