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2024.04.19

福井中学校でのロボットプログラミング体験授業を実施しました!

令和6年2月28日、29日に福井工業大学附属福井中学校にて、未来ロボティクスセンター長 岩野優樹 教授(機械工学科)がプログラミング体験授業を実施しました。この取り組みは、未来ロボティクスセンターとして、将来を担うロボティクスエンジニアの育成を目指したもので、2月28日は中学1年生全クラス73名、29日は中学3年生全クラス55名が参加しました。


FUT未来ロボティクスセンター長 岩野優樹 教授

全体の様子

本体験授業で使用した教材等は、数年前から岩野センター長が広島工業大学の上泰教授や明石市内の中学校教員らと共同で開発してきたもので、1年生に対しては、micro:bitと呼ばれるマイコンを搭載したレスキューロボットをプログラミングし、災害現場を模擬したフィールドで、要救助者に見立てた人形を救助し、病院へ運ぶことができるかチャレンジする、という内容で授業を実施しました。加えて、今年1月に発生した能登半島地震に触れ、レスキューロボットの国内外の開発状況、被害の抑制や救助活動の際により良いロボットを開発する必要性について話があり、皆真剣に聞いていました。


プログラムについて相談する様子

救助活動の様子

3年生は班ごとに分かれ、同じくmicro:bitを用いたサーバクライアントシステム(様々なセンサー情報をサーバに集約し、いつでもその情報を確認・活用できるシステム)を役割分担しながら構築しました。その後、このシステムをどのように活用すれば身近な問題解決につながるか考え、発表を行いました。発表では、熱中症対策のために、グランドの温度や湿度のデータを取得し、部活動をして良いかの判断をするといったアイデアや、加速度や地磁気のデータから地震の際に避難経路を教えるといったアイデアまで非常に素晴らしい発表が行われました。
本授業を受講した生徒が、この経験を活かし、将来様々な問題解決をするエンジニアに育ってくれることを願っています。


システムについて説明を聞く様子

各班のアイディア発表の様子

本体験授業は、生徒たちに好評であったことから、次年度も引き継ぎ福井中学校にて実施する予定です。また、福井市内の中学校での実践も目指していきます。


お問い合わせ:社会連携推進課