お知らせ
NEWS & TOPICS
2025.03.24
令和6年度 宇宙戦略基金事業の採択について
福井工業大学は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が公募を行った、「令和6年度 宇宙戦略基金事業 技術開発テーマ ~月-地球間通信システム開発・実証(FS)」に採択されました。
研究概要は以下の通りです。
■技術開発テーマ名 :⽉-地球間通信システム開発・実証(FS)
■実施機関名(代表機関) :福井工業大学
■研究代表者 :村田 泰宏(工学部 電気電子情報工学科 教授/あわら宇宙センター 副センター長)
■技術開発課題の名称 :福井工業大学13.5m 地上局を利用した⽉-地球間通信システム設計の提案
■技術開発課題の概要 :
福井工業大学は⽉-深宇宙用のあわら13.5m地上局(FUT13.5m)を建設し2024年に完成した。この地上局を基に、実証・開発を進めることにより、本研究テーマにとって有益となる実証検討結果が得られることが期待される。FUT13.5mをベースとして新しい技術を取り入れ、より高性能な地上局を実現するため以下の技術の検討を行い将来あるべき⽉-地球通信システムの地上局の基本設計およびそのための地上局ネットワークの案を提案する。
検討をする項目は以下のとおりである。
1) 地上局への要求や海外のネットワークを調査と地上局の目指すべき性能の設定
2) 小型アンテナの送受信性能の改善
3) ソフトウェア無線技術を利用したベースバンド装置の開発
4) 軌道データ取得のための地上局時計および局位置の高精度化
5) 将来の地上局ネットワーク運用システムの開発計画の策定
6) 将来⽉ミッションのための地上局およびそのネットワークの基本設計の提案
※福井工業大学あわら宇宙センターは、あわらキャンパス衛星地上局(SOWARA)を「地球周回軌道から月軌道までをカバーする衛星地上局」として再整備し、宇宙技術開発、宇宙科学、宇宙産業に貢献する人材育成の拠点形成と地域貢献を行うことを目的とします。(福井工業大学あわら宇宙センター:https://www.fukui-ut.ac.jp/awara-sc/)
お問い合わせ:社会連携推進課