お知らせ

NEWS & TOPICS

お知らせ お知らせ

2021.05.06

【研究成果】脳の免疫細胞ミクログリアが温度を感じて動くメカニズムを解明

 本学AI&IoTセンター/環境情報学部経営情報学科 木森義隆 教授の共同研究成果が,米国アカデミー発行の学術誌「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)」のオンライン版(日本時間2021年4月23日付)に掲載されました.

       脳の免疫細胞ミクログリアが温度を感じて動くメカニズムを解明
   -脳ダメージの回復をもたらす,新たな治療法の確立につながることが期待される-

 自然科学研究機構 生理学研究所/生命創成探究センター 富永真琴 教授,西本れい 岡山大学病院集中治療部医員(現岡山大学医学部客員研究員),鍋倉淳一 生理学研究所所長,Derouiche Sandra 生理学研究所元特任助教,江藤圭 生理学研究所助教(現北里大学医学部講師),本学AI&IoTセンター/環境情報学部経営情報学科 木森義隆 教授らの共同研究グループは,マウスの脳内におけるミクログリアがイオンチャネルTRPV4によって温度を感知し,温度に依存した運動能をもつことを明らかにしました.脳内温度を変化させたり,TRPV4制御薬を使用したりすることにより,ミクログリアの機能を制御し,脳ダメージの回復をもたらす新たな治療につながることが期待されます.


ファイルを開く

研究の詳細


お問い合わせ:社会連携推進課