お知らせ

3月18日（火）、福井工業大学2-801講義室にて、「第202回アルゴリズム研究発表会」（主催：情報処理学会アルゴリズム研究会、共催：福井工業大学AI&IoTセンター）が開催されました。

アルゴリズム研究発表会は、国内外の計算機科学、特にアルゴリズム理論に関する最新研究の議論と情報交換の場として開催されています。今回は、全国各地の大学・企業から49名が参加し、13件の発表が行われました。

また、工学部電気電子情報工学科・AI&IoTセンター 大下福仁教授が共同研究者として参加している「個体群プロトコルにおける個体数の上界Nを用いた緩安定ランキング」についても発表が行われました。本研究では、多数の低性能なデバイスで構成される分散システムを対象として、ランキングタスク（一意かつ連続的な識別子をデバイスに割り当てるタスク）を実現するアルゴリズムを提案しました。本アルゴリズムでは、故障によりシステムが不正な状況に陥ったとしても、再度、高速にランキングタスクを実現することができます。

モバイルロボット、トークン遷移問題、ごみ圧縮問題、物理的ゼロ知識証明、展開図分割など、さまざまなトピックに対する議論が活発に行われ、盛況のうちに閉会しました。

参考リンク：    第202回アルゴリズム研究発表会
https://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/al202.html