SDGsを基盤とした英語学習プログラムを開発

FUTまちづくりデザインセンター Topics 014
基盤教育機構　English lecturer: Richard Kaminski

　2022 年、FUTの英語学習プログラム（SPEC）では、国連の持続可能な開発目標 (UNSDG) に基づいて、2年次開講の　”Advanced Communication A”　に新しい授業形式を導入しました。 この授業は、暗記学習や文法ベースの教育方法から離れ、UNSDG に関連する地球規模の問題や課題の議論に焦点を当てた、よりコミュニケーションとアイデア中心の授業に重点を置いてる革新的な教育手法です。　　　　
　Wayne Malcolm,  Richard Kaminski, Edwin Hart という３人の経験豊富な SPEC担当の英語講師によって実施されたこのパイロットプログラムの初年度は、今後にとって有望な結果となりました。 学生たちは、優れた、重要な環境および社会問題に関する研究に取り組み発表することを通して、目覚ましい進歩を遂げたのです。このコースの主たる目的は、若い心を刺激して国際社会の積極的なメンバーとなり、英語で効果的にコミュニケーションするために必要なスキルを身に付けてもらうことです。　　
　UNSDGsをカリキュラムの基盤として使用することにより、学生が地球規模の問題に関する討論や議論に参加し、学生の批判的思考力と分析力を身に着けます。さらに、ライティングとスピーキングの能力を高めることに重点を置き、アカデミックな環境のなかで、英語を使用する学生の自信を高めることを目指しています。
　以上の観点から、学生がグローバルなコミュニティの中で活躍する人材となるために、UNSDGsに関連するグローバルな問題と課題を議論し、積極的に行動するためプラットフォームを提供することを可能としたこの授業形式は、革新的な学習の成功モデルの一つだということを証明しています。　　

(Copy Right: R. Kaminski)

---