お知らせ

R5.8.3　福井工業大学福井キャンパス2号館８F　802教室
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【開催に至る経緯】

福井県内の自治体の皆さま、エネルギー関連の事業所様、脱炭素に向けた取組に関心を頂いた企業の方、一般市民や学生、学内の教職員など約75名のご参加をいただき「脱炭素で地域振興セミナー」が開催されました。

本年度、本学は福井県との間で包括的な連携協定を締結し、多方面における両者の交流にも一層の弾みがつきました。そんな中、以前より脱炭素に関して交流のある福井県カーボンニュートラルディレクターの岩井渉氏と経営情報学部の菊池武晴教授が本セミナーを企画し、まちづくりデザインセンターの吉村朋矩副センターも加わって福井県との共催による「福井工業大学公開講座」として開催することとなりました。

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【4名の登壇者による講演】

基調講演として、日本政策投資銀行設備投資研究所長で現在、環境省「脱炭素先行地域評価委員会」の座長を務められている竹ケ原啓介氏より、脱炭素先行地域とは何かという点を中心に日本の脱炭素の取組の現状や様々な課題、今後の脱炭素重点選定モデルとして必要なことなどをお話しいただきました。

続いて、福井県カーボンニュートラルディレクターとしてご活躍の岩井渉氏より、福井県の温室効果ガスの排出削減に向けた取組の状況、福井県民の皆さんや地域、企業が協同して意識を変革し行動変容を起こしてもらうために実施している具体的な取組などをお話しいただきました。
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「地域・自治体との連携によるまちづくり」や「持続可能な未来と社会に必要なモノ・コトづくり」をミッションとして本学の学科を横断した組織、「まちづくりデザインセンター」を代表して、吉村朋矩教授（本学建築土木工学科）が取組む自転車を中心とした公共交通とまちづくりの研究についてグラフィックを多用しわかりやすく紹介し、次世代型の交通まちづくりが「地域のwell-being」にも貢献できると話しました。

4人目の登壇者である敦賀市ふるさと創生課係長　嶺南Eコースト計画推進室の八原和之氏からは、福井県として初の脱炭素先行地域に選定された敦賀市が、来年の北陸新幹線敦賀延伸も見据え、脱炭素化に向けていかに先進的に取り組んでおられるかを、ご紹介いただきました。
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【パネルディスカッション】

引き続き、福井県内の自治体等との連携した教育・研究活動を進めている菊池武晴教授（本学経営情報学科｜まちづくりデザインセンター所属）がモデレーターとなって、登壇者の皆さまとパネルディスカッションを実施しました。

休憩なしでの2時間。大学、福井県、地域の市民の皆さまが脱炭素に向けてできること、今からできることを互いのメリットも共有しながら進めていく意識を共有する貴重な機会となりました。本セミナーにご参加・ご協力を頂きました皆様、誠にありがとうございました。