FUTまちづくりデザインセンター Topics 003
建築土木工学科 宮本 裕司 研究室
いま日本各地で地震が頻発しています。巨大地震の発生が危惧され、国が予測している人的、経済的、社会的な被害は甚大です。その対策として、まちづくりにおいて過去の地震被害を究明し地盤条件を考えた、都市、まち、建物の耐震化を早急に進める必要があります。
これまで超高層、伝統木造、原子力施設、免震・制震構造や地下構造物の耐震研究と地域の地震防災について考えてきました。また福井は戦後すぐに発生した1948年の大地震と豪雨の複合災害を受けましたが、復興を果たしました。このような経験から何を学び、将来の地震被害の軽減に何が必要かをテーマにして、古い建物の耐震補強や新しい耐震技術の開発を行い、地震に強い都市、まちづくりを目指します。