

人優先の道づくりを行うためには、スムーズ横断歩道や狭さく、シケインといった物理的デバイスの導入が主となっています。物理的デバイス以外の方法としては地域独自のルールで導入されている法定外表示(=路面装飾)などがありますが、これらは、車の速度を落とすことに主眼が置かれ、道路に滞在したくなるデザインの検討や歩行者が歩きたくなる空間であるかどうかなど「歩行者目線」での検討は行われていません。
本プロジェクトでは、利用するそれぞれの対象が、安全に、気持ちよく共存できる道空間の在り方を検討することを大きな目的とし、路面装飾(路面デザイン)を行う際の住民参加の仕組みのデザインの検討、路面デザインの設置や検証等を行いました。
※三寺研究室の大学院生が中心となり、企画・運営・設置を行い、これらは地元新聞紙に掲載されました。
【文責】福井工業大学 環境学部 デザイン学科 三寺 潤