FUTまちづくりデザインセンター Topics 027
SDGs Target No. 4 9 11 12
令和5年7月5日(水)、デザイン学科教員と学生13名で、伝統的工芸品である越前打刃物の産地、越前市にある タケフナイフビレッジ(link)に訪問しました。福井県は、越前打刃物や越前和紙、越前漆器などの伝統的工芸品の産地が比較的近しい地理的関係で立地しており、独特のモノづくり文化を形成しています。その文化をデザイン的思考へつなげるための研究・教育を目的として今回訪問を企画しました。
越前打刃物の歴史と技法を、施設内で説明を受けたのちに、共同工房を見学しました。共同工房ではベルトハンマーによる鍛造をはじめ、装置と工程を一望することができ、ひとつの製品ができるまでの工程の理論と実践を目の当たりにすることができました。
また、新館では、伝統的技法だけではなくデザイン手法が取り入れられた商品群の展示を鑑賞でき、デザイン的思考により新たなモノづくりの思想に触れることができました。モノづくり体験も実施し、実際に施設で働いている職人の方々の指導のもと、全員でペーパーナイフづくりを行いました。
今後も地域のモノづくりの見学や体験活動を通じて、デザイン的思考による新たな発想手法開発や提案活動を続けて参ります。
(文責:小川 貴史)