お知らせ

NEWS & TOPICS

お知らせ お知らせ

2018.07.30

日本建築学会「若手優秀プレゼンテーション賞」受賞!

日本建築学会北陸支部研究発表大会が、先の7月8日(日)に石川県野々市の金沢工業大学キャンパスを会場にして開催され、北信越地区より参加した数多くの研究発表の中から30歳未満の若手研究者を対象とした「若手優秀プレゼンテーション賞」の選考審査会も行われました。そこで今回は63名の候補者から14名の受賞者が決定し、大学院生がほぼ占める中で唯一の学部生として、本学建築土木工学科4年の長田涼佑君(市川研究室)が見事に受賞しました。


長田君の受賞した研究題目「建築家・坂部保治の経歴と建築活動について」は、長田君が3年前期末の研究室配属を機に独自な研究テーマとして半年間をかけて取り組んだ学術論文であり、今年の3月に学会へ提出しました。この坂部保治(1891~1968)とは、大正12年創設の福井高等工業学校(現・福井大学工学部)建築科の産みの親として関係者の中で知られてきたものの、その詳しい経歴や活動は不明であったことから、長田君がその詳細な内容を学術的に初めて明らかにしたものです。長田君は、1年次より設計コンペ等の学外活動への積極的参加を通して身に付けてきた設計基礎力の上に、3年次以降の建築意匠論研究へと専門的に深く踏み込んできた地道な努力の成果が、今回の「若手優秀プレゼンテーション賞」受賞へ結実するに至りました。

今後の長田君は、就職先も既に決まっていることから、この受賞研究をさらに発展させて大学生活最後の「卒業研究」へ突き進みたいと、ますます意欲を高めています。長田君のこれからの活躍に期待したいと思います。


お問い合わせ:建築土木工学科