お知らせ

　総務省が実施する「平成27年度ふるさとづくり大賞」において、本学工学部建築土木工学科吉田研究室（吉田純一教授）・多米研究室（多米淑人准教授）が、勝山市の地域住民の方々と連携し取り組んでいる“小原ＥＣＯプロジェクト”が、最高賞の内閣総理大臣賞を受賞しました。


【小原ＥＣＯプロジェクトとは】
　福井県勝山市北谷町にある小原集落は人口わずか一人の限界集落ですが、今でも白山麓の特異な歴史・文化・生活が残っています。これらの地域資源を後世に伝えるべく、伝統的地域資源の有効活用を図り、古民家再生やエコツーリズムなどの企画を実施、地域再生や地域の活性化、また自然環境の保護・整備に取り組んでいます。平成18年度の発足以来、現在も活動を継続しています。
　福井工業大学工学部建築土木工学科　吉田・多米研究室は、”小原ＥＣＯプロジェクト”事業の一環として、古民家の再生・修復活動を展開し、年間を通して行われる各種イベントにも協力しています。

◆関連サイト
　 ▸小原ＥＣＯプロジェクトＷｅｂ
　▸吉田純一教授（工学部建築土木工学科）の研究紹介
　▸多米淑人准教授（工学部建築土木工学科）の研究紹介
　▸熱中時間～小原ＥＣＯプロジェクト～


【吉田研究室・多米研究室と古民家再生】
　”小原ＥＣＯプロジェクト”において、吉田・多米研究室の学生たちは、大学の夏季休暇中を利用し、大工棟梁の指導を受けながら、古民家の調査、修復作業に取り組んでいます。この活動は、平成18年度から継続しているもので、昨年度までで7棟の民家を修復し、古材を用いた休憩所もつくっています。古民家修復作業を通じて、伝統的木造建築の技術を直に学ぶとともに、小原地区での共同生活、さらには地元の方々を含め様々な人との交流を図ることができ、社会性や協調性を養うことのできる実践的教育の場となっています。

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【ふるさとづくり大賞の概要】
　ふるさとづくり大賞は、全国各地で、それぞれのこころをよせる地域「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰することにより、ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的に、昭和58年度に創設され、今回で33回目となり、これまで974団体・個人が受賞しています。本年度は107件の応募があり、内閣総理大臣賞のほかに総務大臣賞として24団体・5名（個人）の受賞が決定しました。

　◆表彰式
　日時：平成28年1月23日（土）13：00～
　場所：オークラ千葉ホテル（千葉県千葉市中央区中央港1-13-3）
　
　※内閣総理大臣賞の“小原ECOプロジェクト”については、別途表彰式が開催される予定です。

　◆関連サイト
　▸　総務省（報道発表資料）