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2026.07.30

経営情報学科で授業内講演会(7/29)を開催―株式会社アイシン福井から生成AI活用の実践を学ぶ―

7月29日(水)、経営情報学部経営情報学科において授業内講演会を開催し、株式会社アイシン福井の田邊夏希氏を講師としてお迎えしました。講演では、システム開発におけるコード作成をはじめ、業務改善や会議運営など、企業現場における生成AIの活用状況についてお話しいただきました。

本講演会は、未来協働プラットフォームふくい推進事業(福井版PBL)に採択された事業「顧客満足度向上のためのサービスサイエンス的手法の実践・評価尺度の設計」の一環として、1年生を対象とする授業「経営情報学概論」の中で実施したものです。入学後間もない学生に地域企業の取組を紹介することで、地元企業への理解を深めるとともに、将来の働き方や職業について考える契機とすることを目的としています。

第1部「気づく―AIへの不安と現実―」で、田邊氏は自身の業務や勤務先におけるAIの活用事例を紹介しました。その一方で、企業で働く人々も、AIをどのように活用すればよいのか、迷いや不安を抱えながら試行錯誤していることが示されました。

第2部「備える―企業で求められる力―」では、組織として成果を生み出すために必要な能力について説明がありました。その中でも、特に重要な行動の一つとして取りあげられたのが、「クリティカルシンキング(批判的思考)」です。目の前の情報や自分自身の考え方、さらにはAIが示した回答に対しても、「本当にそうなのだろうか」と問い直す姿勢を身に付けることが、生成AIを活用するうえで不可欠であるとのお話がありました。

続いて行われたグループワークでは、学生がパソコンやスマートフォンから生成AIツールを利用し、「生成AIが普及する時代に、大学生は何を学び、どのように行動すべきか」という問いについて考えました。学生たちは、AIが示した回答をそのまま受け入れるのではなく、条件を追加したり、あえてAI自身に反論させたりしながら、回答の妥当性を検討し、自分たちなりの答えを模索しました。生成AIを日常的に利用することが当たり前になりつつある学生にとっても、AIの回答を批判的に捉え直す作業は、新鮮な経験となったようです。

グループワーク終了後、田邊氏は、講演の冒頭で示した「AIが自分より速く、質の高い成果物を作る時代に、私たちは何を学ぶ必要があるか」という問いを、改めて学生に投げ掛けました。その答えを、「問い(解くべきことを立てる)」、「見抜き(AIの答えを疑う)」、「決め(話し合って選ぶ)」、「つなぐ(経験を次へ残す)」という4つの言葉にまとめ、講演を締めくくりました。

今回の講演を通じて、学生は、生成AIを単なる作業効率化の道具として利用するだけでなく、自ら問いを立て、回答を吟味し、他者と話し合いながら判断することの重要性を学びました。また、地域企業における実際の活用事例を知ることで、AIを活用して学び、働くための具体的な手がかりを得る機会となりました。

経営情報学科では、今後も地元企業との連携を通じて、学生の実践力と地域への理解を深め、地域社会の発展に貢献できる人材の育成を進めてまいります。






お問い合わせ:経営情報学科