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2026.02.13
経営情報学科 企業経営者を招いて授業内講演会(1/23)を開催
1月23日(金)、経営情報学部経営情報学科の授業「マーケティングⅡ」において、企業経営者を招いた講演会を開催しました。講師には、アヴァンダンティア・グループ 株式会社ダイナアーツ・インターディベロップメント C.E.O. & シニア・エグゼクティブ・コンサルタント/東京科学大学 環境・社会理工学院 博士後期課程の加藤誠也氏をお迎えしました。
本講演会は、未来協働プラットフォームふくい推進事業(大学等魅力アップ支援分)に採択された事業の一環として実施されたものです。本事業が掲げる「課題解決リーダーシップの養成」および「創造的・論理的思考力の育成」を踏まえ、企業経営の最前線における意思決定や事業変革の実態を学ぶ機会として企画されました。
加藤氏は、国内外の企業に対する経営コンサルティングや事業変革支援に長年携わる実務家であると同時に、産業・組織心理学および経営心理学を研究する研究者でもあります。講演では、実務と学術の双方の視点を踏まえながら、「優れたマーケティングとは何か」「理論は現実とどのように接続されるのか」という問いを軸に話が展開されました。
前半では、日本企業が直面する事業環境の変化や、技術的優位性を有しながらも収益化や成長に課題を抱える構造について、具体例を交えて解説がなされました。とりわけ、事業開発から市場投入、成長段階に至るまでの各局面に存在する課題(いわゆる「死の谷」「ダーウィンの海」)が示され、マーケティングを単なる販促手法としてではなく、事業全体を貫く「診断・構想・実装」の営みとして捉える視点が提示されました。
後半では、実際の企業変革事例をもとに、顧客・市場との関係性を再構築するマーケティングの役割や、現場の事実(fact)に基づいて戦略を再設計する重要性が論じられました。講演中は学生への問いかけも多く、既存製品やサービスの課題を自ら考え、判断するプロセスが促されました。
終盤では、就職やキャリア形成に関する具体的な助言も示されました。「自分は何者か(USP)」「自身の経験から形成された強みと弱み(SWOT分析)」「将来どの市場でどのような役割を担うのか(STP)」「そのために今何を行動するのか(アクションプラン)」といった枠組みが紹介され、これらは“個人を対象としたマーケティング”そのものであるという視点が提示されました。
学生にとって、教科書で学んできたマーケティング理論を、実務の意思決定や社会との接点の中で再考する貴重な機会となりました。講演後にはレポートで多くの学生が熱心にコメントを寄せるなど、理論と現実をつなぐ学びの手応えが感じられる時間となりました。
経営情報学科では、今後も産業界との連携を深めながら、学生の創造的・論理的思考力を育み、地域社会に貢献できる人材の育成を推進してまいります。
お問い合わせ:経営情報学科
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