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2015.05.30
FUT福井城郭研究所選書『福井の城あれこれ話』の刊行!!
5月30日、FUT福井城郭研究所選書『福井の城あれこれ話』が刊行された。本書の刊行は、同研究所の平成27年度事業のひとつで、吉田純一所長がこれまでに書き溜めた福井城や同本丸御殿、あるいは丸岡城、大野城、小浜城、幻に終わった鯖江城など、福井県内の近世城郭についてわかりやすく解説するとともにこれら各城に潜むなぞやエピソードも紹介し、所長自らが提唱する建築推理学の観点からそれらのなぞ解きも試みている。
たとえば、福井城本丸御殿が現存していることを見つけるまでのいきさつ、「天空の城」として脚光を浴びている大野城や丸岡城の天守が古くは望楼部を持たない御殿風の天守であったと想定されること、小浜城天守は徳川幕府のお抱え大工がつくったこと、つつじで有名な西山公園に鯖江城をつくろうとしたが、実現せず、幻の城に終わったことなど、県内の各城について興味深い内容がふんだんに盛り込まれている。
専門書ではあるが、中学生や高校生でも容易に理解できるよう、多くの図版や写真を掲載し、口語調の平易な文体で解説されている。
昨今はお城ブーム。お城に興味をお持ちの方はもちろん、それほ
ど興味のない方でもご一読いただければ,建築のなぞ解きの面白さ
をご堪能いただけるであろう。
【書名】 『福井の城あれこれ話』
【著者】 吉田純一 FUT福井城郭研究所所長
【発刊日】 2015年5月30日
【価格】 1,200円(税込)
【版型】 A5版
【頁数】 132
【販売書店】安部書店、高良書店、紀伊國屋書店
お問い合わせ:城郭研究所