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2026.07.15
7/25 特別公開講座~3回シリーズ~第2回 酒かすの魔法。発酵の副産物を、新しい食品へ
福井のおいしい米と水から生まれる日本酒。その製造過程でできる「酒かす」は、発酵の力が残された地域資源です。第3回では、酒かすを新しい食品開発やフードロス削減につなげる研究を紹介します
米と水がおいしい福井県には、30を超える酒蔵があります。日本酒づくりの過程で生まれる酒かすは、これまで漬物産業などで利用されてきました。しかし、食の洋風化などの影響により、近年は十分に活用されず、廃棄されるものも増えています。
今回の特別公開講座では、福井県SDGsコーディネーターであり、地域おこし協力隊としても活動されている白石英樹氏から、福井県における酒かすの最新の有効活用事例を紹介していただきます。
また、大能研究室でも、酒かすの品質を調べながら、酒かすパン、酒かすドリンクなど、酒かすを活用した新しい食品開発に挑戦しています。今回の講演では、その取り組みの一部として、試作中の酒かすアップルパイの試食評価も予定しています。
この研究の面白さは、地域の伝統的な発酵文化を、現代の食品開発へとつなげているところにあります。「日本酒づくりの副産物」として見過ごされがちな酒かすも、応用化学の視点から見直すことで、新しい価値を持つ食品素材へと生まれ変わります。
地域にある資源を無駄にせず、科学の力で新しい使い道を考えること。それは、SDGsやフードロス削減にもつながる、これからの食品開発に欠かせない視点です。食品、発酵、商品開発に関心のある高校生に、ぜひ見てほしい研究です。
▶学生も食品開発に挑戦中
大能研究室では、4年生の丹治さん(初芝立命館高校出身)、富松さん(北陸高校出身)が、酒かすアップルパイの開発に挑戦しています。
大学での学びは、教室で知識を身につけるだけではありません。実際に素材に触れ、試作し、味や食感を確かめ、よりよい食品を目指して改良していく。その過程の中で、食品開発に必要な考え方や技術が身についていきます。
高校生にとっては、「大学に入ったら、こんな研究や食品開発に関われるかもしれない」と感じられる取り組みです。
▶高校生へのメッセージ
酒かすを使った食品開発をはじめ、ご飯のおいしさなど、身近な食品の中には、まだ科学的に十分わかっていないことがたくさんあります。
大能研究室では、そうした食品の不思議に応用化学の視点から挑戦しています。食品開発や食品研究に興味のある高校生に、ぜひ聴いてほしい内容です。
▶当日の見どころ
• 福井県における酒かす活用の最新事例
• 酒かすパン、酒かすドリンクなどの食品開発
• 学生が挑戦する酒かすアップルパイ
• 試作食品の試食評価
• 発酵文化、SDGs、フードロス削減をつなぐ応用化学
▶申込案内
7月25日の特別公開講座では、福井の食文化を支える「米」「水」「発酵」をテーマに、環境食品応用化学科ならではの研究を紹介します。高校生、保護者の皆さま、地域の皆さまのご参加をお待ちしています。詳しくは大学公式ページをご覧ください。
https://www.fukui-ut.ac.jp/news/event/entry-12644.html
お問い合わせ:環境食品応用化学科