お知らせ

　本学工学部 電気電子工学科 桒島史欣 准教授が「レーザーカオスのモードの同時性による閾値付近での安定性」で、日本応用数理学会の研究部会連合発表会優秀講演賞を受賞しました。
　同学会賞は、応用数理分野での業績が顕著で、日本応用数理学会研究部会連合発表会において、登壇して優れた講演発表を行った研究者に対して授与される賞で、これまで世界のトップクラスの大学、研究所等の方々が受賞してきました。桒島准教授は、やっかいものであったカオス（自然）を活かすことで、⾼安定THz 波発⽣に応⽤できる⽅法論(道筋)を創出、レーザー閾値付近も含む安定性、基礎⽅程式による同時性を示しました。THz 波は 6Gでも着⽬される重要な電波資源であるが、安価で高安定な THz 波⽣成がこれまでできておらず、産業上の意義も⼤きく、他分野へのカオス応用の可能性も開拓しました。
　以上の業績により、基礎を変えることで応用を大きく進展した貢献と、国内外をリードする研究が高く評価され受賞しました。
　なお、授賞式および受賞講演は、令和4年6月17日に「日本応用数理学会2022年大会オンライン」にて行われました。