お知らせ

２０２３年１月２５日（水）及び２７日（金）に、カナダOntario Tech大学　エネルギー・原子力科学科のハーベル教授によるセミナーが福井工業大学で行われました。当初、対面及びオンライン併用のセミナーを予定していましたが、25日は福井地方豪雪のためオンラインのみで行われました。なお、1月27日は、予定通り対面及びオンライン併用のセミナーを実施しました。

このセミナーは、令和４年度「国際原子力人材育成イニシアティブ事業、原子力技術の継承と継続的な人材育成を目指した福井県嶺南地域の国際原子力人材育成拠点形成」事業の一環として実施されたものです。２つのセミナーのタイトルはそれぞれ「From Heavy Water to Mega Watts: Development of the CANDU Reactor」及び「Canada and New Nuclear: Exploring SMRs」でした。

セミナーには、25日は学内外から32名、27日は学内外から38名の参加がありました。
OntarioTech大学教員と参加者の間で、「CANDU炉で、福島原子力発電所事故の時のように、外部電源喪失が起こった時の安全性はどうか」、「カナダでは、現在小型原子炉（SMR）の開発が行われているが、100万Kw級の大型原子炉の開発はどうしているのか」、「CANDU炉は、PWRである。カナダは最初のSMRとして、BWRX-300を選定したが、BWRX-300はBWRである。なぜ経験のあるPWRではなくBWRを選定したのか」などについて活発な議論が行われました。