お知らせ

　平成26年11月4日、11日の2日間に渡り、作田 博 氏（株式会社原子力安全システム研究所・社会システム研究所・ヒューマンファクター研究センター長）による「人間安全学」の講義が開催されました。
　この講義は文部科学省に採択された「地域の原子力安全を守る技術者の育成事業」の一環であり、本事業は今年度で3年目です。
　全4回の講義では、目の機能による盲点や錯覚の他、思い込みや先入観など、人間の特性によって起こる「ヒューマンエラー」を低減させるため対策について、「現場環境の改善」「未然防止対策」「再発防止対策」の３つの柱をもとに、様々な事例を交えて説明いただきました。
　また、原子力発電所で実際に起きた不適切事象等、様々な例を挙げて組織の不祥事を倫理の面からご解説いただき、技術者の倫理観を醸成するために必要なことや、安全活動は根気強く、継続的に取り組む必要があることをお話いただき、参加した学生は熱心に耳を傾けていました。