お知らせ

6月4日（月）4限目、北嶋宜仁 氏（日本原子力発電株式会社　安全室長）による「品質保証活動」の授業が開講されました。
この授業は、平成２８年度、原子力規制庁に採択された「コンプライアンス意識を持つ、GLOCALな原子力人材育成事業」の一環として実施されました。
品質保証とは、約束したものを提供できる能力があるという信頼感、証拠をもって示すことによって与えることと説明をして頂いたうえで、原子力事業での品質保証とは、「原子力安全」を達成することであり、適切な運転状態を確保すること、事故発生を防止すること、あるいは事故の影響を緩和することにより、業務に従事する者、公衆及び環境を、放射線による過度の危険性から守ることであると説明していただきました。また、実際に起こった品質問題にかかわる事故について解説していただき、品質管理、ヒューマンエラーについてなど品質保証による原子力発電所の安全確保の考え方について詳しく解説して頂きました。品質管理の代表的手法も教えて頂きました。
受講した学生からは「安全対策をするためには、まず他人の理解が重要。データをわかりやすくする表記を詳しく記述する等対策をすることが大事だと分かった。」「パレート図や連関図を活用することで、問題点を明らかにすることに役立つということを知った。」といった感想が聞かれました。