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2024.02.13
FUTが参加するプロジェクト、福井発の超小型衛星「TIRSAT」、いよいよ宇宙へ!
近日打ち上げが予定されている次世代国産大型ロケット H3ロケット。このロケットにはセーレン株式会社が開発した超小型人工衛星「TIRSAT(ティー・アイ・アールサット)」が搭載されます。この人工衛星プロジェクトに本学も参加しており、あわらキャンパスに整備した3.9mパラボラアンテナを用いた衛星運用ミッションに携わります。

セーレン株式会社提供「TIRSAT」
▶TIRSATって、どんな衛星?
TIRSATは、セーレン株式会社が開発した3Uサイズ(牛乳パックくらいの大きさ)の人工衛星です。 (詳しくはこちら)
▶TIRSATで何ができるか?
TIRSATには、新しく開発された非冷却 熱赤外センサが搭載されています。このセンサで、工場が稼働すると発生する熱を宇宙から感知し、稼働状況を素早く把握することができます。
※世界的規模のサプライチェーンの寸断リスクを素早く把握するため、人工衛星を使った世界の主要生産地域の工場稼働状況を把握する仕組みの構築を目的としています。
▶FUTの果たす役割
FUTは、あわらキャンパスに整備した3.9mパラボラアンテナを使い、TIRSATとのデータ送受信をおこないます(東京電機大学、アークエッジ ・スペースと協働して実施)。
衛星が宇宙に行ったのち、地上局のアンテナによる通信が衛星の唯一の命綱となります。非常に重要な任務を担うことになるので、本学としてしっかり取り組んでいきます。また、通信により取得したデータの解析や利活用についても、これまでの経験を活かして地域に貢献していきます。今回の運用を端緒として、衛星運用拠点になることを目指します。
★福井工業大学では現在、月周回軌道衛星との通信を可能とする高性能な口径13.5mパラボラアンテナの建設を推進するなど、世界の宇宙開発および宇宙産業に貢献する人材育成の拠点となることを目指し研究を進めております。

あわらキャンパス 3.9mパラボラアンテナ

あわらキャンパス 13.5mパラボラアンテナ
お問い合わせ:社会連携推進課